6勝1敗で予選を通過し本戦出場を決めた里見女流四冠にインタビューしました。
(感想戦終了後、別室でのインタビューに応じる里見香奈女流四冠)
――本局を振り返られて
里見 47手目に▲5七銀と上がられたところは作戦負けだと思いました。じっとしていると桂頭を攻められる手が厳しそうなので△6四角と打ちましたが、角が負担になってしまってやっぱり自信がなかったです。それは終盤までずっと続きました。
――予選を戦って見られていかがでしたか
里見 新棋戦で7局指したのですが、対局はあっという間ですね。持ち時間2時間のチェスクロック使用ということで、3時間のストップウォッチ使用と比べるとかなり短く感じました。
――本戦への意気込み
里見 目の前の一局に集中して指していきたいと思います。
――ファンの方へ
里見 苦しい将棋もたくさんありますが、自分の力が出せるように本戦でも頑張りたいです。本戦では持ち時間3時間のチェスクロックになるとのことで、適応できるようにしたいです。(対局過多ですがの問いに)体調も大丈夫です。
以上で本局の中継を終了いたします。ご観戦いただきましてありがとうございました。本戦入り最後のいすを争う甲斐智美女流五段-脇田菜々子女流1級の予選7回戦は、6月4日(火)に東京・将棋会館で行われます。お楽しみに。