2017年9月25日 (月)

感想戦

Dsc_0128

Dsc_0132(序盤から積極的な動きでリードを奪った伊藤女流二段)

Dsc_0140

Dsc_0137

Dsc_0141

(吟)

終局直後

Dsc_0105(終局直後の特別対局室。主催の山陽新聞社のインタービューに答える)

Dsc_0109(伊藤女流二段)

―― 本局を振り返っていただけますか。

伊藤 序盤はちょっと似た形を経験したことがあって、比較的早く指していましたが、自信があったわけではないです。馬ができたあたりは、指しやすいと思っていましたが、上部に逃げられる心配があったので、最後まで慎重に考えて指しました。

―― 勝因はどのあたりでしょう。

伊藤 こちらだけ馬ができているので、手ができればと思っていました。入玉の心配がありましたが、阻止できて、いけるんじゃないかと。

―― 倉敷藤花戦に向けての意気込みをお願いします。

伊藤 岡山に行くのは初めてなので、すごく楽しみにしています。相手は里見さんということで、ほかのタイトル戦で戦って、力の差を感じたので、何とかいい将棋を指せるように力をつけて頑張りたいと思います。

Dsc_0122(甲斐女流五段)

―― 本局についてお願いします。

甲斐 ちょっと序盤で機敏に仕掛けられてしまって、まだ大丈夫かなと思っていたのですが。嫌な攻めだったので、そこからは……。入玉含みで頑張る展開になったのですが、嫌味が多くちょっと苦しいかなと思って指していました。

―― 受けに回る時間が長かったですが。

甲斐 際どいかなと思ったのですが、具体的には……。うまく攻めを繋げられてしまいました。


(吟)

伊藤女流二段が挑戦者に

20170925a

第25期大山名人杯倉敷藤花戦挑戦者決定戦は伊藤女流二段が勝ち、初挑戦を決めました。投了図は次に△7六金と△5八銀不成▲6八玉△5七角成という2つの詰み筋があり、適当な受けがありません。終局時刻は15時13分、消費時間は両者2時間。

伊藤女流二段勝勢

110

△7五角と伊藤女流二段が打った局面。飛車取りと△8六金と頭を押さえる手がある。伊藤女流二段が勝勢になった。

Dsc_0084(倉敷藤花初挑戦が近い)

(吟)

両者、一分将棋に

88

△4八銀で伊藤女流二段も一分将棋に。両者一分将棋だ。先手は上部をうまく開拓して入玉を目指す形にしたい。後手はどこで先手玉を捕まえるか。形勢は混沌としている。

(吟)

後手が指せる局面

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図の△5五歩を見て控室を訪れた千葉幸生六段は「感触のいい手ですね。後手の5三の銀が使えそうです」と話す。△5五歩は先手の角筋を止めながら、自身の駒(5三の銀)を活用するメドが立ち、味のよい一着だ。控室は後手が指せるとの見解で一致している。

Dsc_0091_2(△5五歩の局面を検討する控室)

(吟)

13時15分の控室

Dsc_0087(控室に斎田晴子女流五段(右)と中村真梨花女流三段が訪れた。棋譜を見ながら進行を確認する。ふたりは佐伯昌優九段門下の同門)

Dsc_0089(斎田女流五段は第14期に倉敷藤花を獲得している)

(吟)

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