5階のエレベーターホールには(故)大山康晴十五世名人の写真が飾られています。
(本棋戦名にも冠されている大名人が対局を見守る)
(対局室上座の掛け軸。歴代永世名人が並び、大山十五世名人は右から2番目)
(4階エレベーター前には肖像画)
(堂々たる実績)(飛龍)
小林健九段が継ぎ盤を挟んでいます。
(相手は『将棋世界』誌取材の野間俊克指導棋士六段)
(『将棋世界』最新12月号には挑戦者決定戦の記事が載っている)
局面は65手目▲9六歩まで進みました。△7八歩成と金を取れば▲7八同飛成で飛車が捕まります。(飛龍)
昼食休憩明けの△6九飛から▲7九歩△6五桂と進みました。後手は△7七歩▲同桂△同桂成のあと、△3六桂と王手に打つ狙いがあります。控室では中井女流六段がうまく手を作ったのではないかとの声が聞かれました。食いついて攻める形を作れば、金銀4枚の堅陣が生きる展開が望めます。
(中井女流六段は食いつく展開に持ち込めるか)(飛龍)
定刻前に両者とも戻っていました。
(観戦記担当は北村實・大山名人記念館館長。小林健九段は洋服に着替えている)
(手番の中井女流六段。休憩のほとんどの時間、盤の前にいた)
(里見倉敷藤花は鋭い視線を盤上に注ぐ)
(13時になり、対局再開の声がかかる)
(一拍置いて中井女流六段は△6九飛と打った)
(里見倉敷藤花の表情は変わらなかった)以降は終局まで休憩がありません。(飛龍)
注文があったのは里見倉敷藤花のみでした。
(ふな定のうな重)
(香ばしそうな焼き色がつく)(飛龍)
12時、昼食休憩に入りました。消費時間は▲里見39分、△中井1時間19分。昼食の注文は里見倉敷藤花がうな重(ふな定)、中井女流六段はありませんでした。対局は13時から再開されます。
(12時10分過ぎ、写真追加。定刻を過ぎても中井女流六段は盤の前で考えていた)
(中井女流六段のかばん。見ているだけでお腹が満たされる?)(飛龍)
両者がこれまでに登場したタイトル戦番勝負の数を表にまとめました。ともにクイーン称号を持ちながら、両者がタイトル戦を戦うの初めて。それもそのはず、中井女流六段の前回のタイトル戦登場時、里見倉敷藤花はまだ1度もタイトル戦に登場したことがありませんでした。なお、登場回数、獲得回数の最多は清水女流七段の71回登場、43期獲得です。
(飛龍)