里見香奈倉敷藤花に中井広恵女流六段が挑戦する第28期大山名人杯倉敷藤花戦三番勝負(主催:倉敷市、倉敷市文化振興財団、山陽新聞社)は、第1局を里見倉敷藤花が制し、防衛まであと1勝としました。
第2局は本棋戦の聖地、岡山県倉敷市「倉敷市芸文館」で行われます。対局は11月21日(土)10時開始。第1局と先後を入れ替え、本局の先手は中井女流六段です。持ち時間は各2時間(チェスクロック使用)で、使いきると記録係の秒読みで1手60秒未満の着手になります。里見倉敷藤花が勝てば防衛(6連覇)が決まり、中井女流六段が勝った場合は翌日、同館で最終局を行います。
立会人は清水市代女流七段、記録係は藤井奈々女流初段。現地大盤解説は菅井竜也八段、聞き手は村田智穂女流二段がそれぞれ務めます。
【第28期大山名人杯倉敷藤花戦三番勝負第2局 - 棋譜中継】
http://live.shogi.or.jp/kurashikitouka/kifu/28/kurashikitouka202011210101.html
インターネット中継は、棋譜コメントを翔記者、ブログは夏芽が担当します。よろしくお願いいたします。
―本局について
里見 (39手目▲7八飛から)飛車を換えたあたりは少し指しやすいのかなと思っていたのですが、中終盤で間違えてしまったので、そこが反省点かなと思いました。最後、▲6四桂(97手目)と打って勝っているのかなと思いました。
―次戦に向けて
里見 次は先後が決まっているので、しっかり準備をして臨めればと思います。
中井 飛車を打ち込んだとき(58手目△6九飛)は飛車のいき場所が狭いので、取られないように気をつけて指していたのですが(苦笑)。向こうに寄られる(73手目▲8八金。飛車に当たらないほうに寄った)のをウッカリしていて。その前に何かありそうな気がしたのですが。角を引いた(64手目△5一角)あたりがどうかなと思いました。
―久しぶりのタイトル戦について
中井 中盤の飛車をぶつけられた(39手目▲7八飛)あたりからかなり難しい将棋だったので、ちょっと時間を使いすぎたかなと思います。
―次戦までどのような準備を?
中井 いつもと変わらず。
―平常心で臨まれると?
中井 そうですね。
(飛龍)
第28期大山名人杯倉敷藤花戦三番勝負第1局は、115手で里見倉敷藤花の勝ちとなりました。終局時刻は15時11分。消費時間は、▲里見1時間52分、△中井2時間0分(チェスクロック使用)。里見倉敷藤花が先勝し、防衛まであと1勝としました。第2局は11月21日(土)、岡山県倉敷市「倉敷市芸文館」で行われます。
(武蔵)