終局直後の様子
◆西山白玲・女王の談話
――倉敷藤花への初挑戦が決まりました。
西山 すごく光栄です。
――本日の対局を振り返って、いかがですか。
西山 力戦調の出だしで、かなり意欲的に指したつもりだったんですけど、手になっているかどうか微妙なところで、かなり膠着状態が続いていて。▲6六飛(65手目)と浮いたところはかなり変化が難しいと思ったんですけど、何とか手になったかなと思いました。
――勝ちを意識したのはどの辺りでしょうか。
西山 と金が金と交換になった辺り(95手目▲6三同馬)です。
――三番勝負に向けての抱負をお願いします。
西山 始まってしまえばあっという間だと思うので、しっかり準備して臨みたいと思います。
――三番勝負の第2局からは、岡山県倉敷市での対局になります。岡山県は故・大山康晴十五世名人や菅井竜也八段など、振り飛車の名棋士が生まれてきた土地です。振り飛車党として、そういった場所で対局できるということについてはいかがですか。
西山 大山先生は偉大な先生ですし、菅井先生の将棋は子どもの頃からたくさん見て育ってきました。光栄に思います。
◆香川女流四段の談話
――本日の対局を振り返って、いかがですか。
香川 全体的に準備不足というか、力不足を感じる将棋ではあったんですけど、お昼の辺りは、何とか勝負になるような手段を探さなければいけなかったような気がします。今回、西山さんと盤を挟んで、勉強になるところが多かったので、それを今後に生かしていければと思います。
(琵琶)