2022年11月 2日 (水)

里見香奈倉敷藤花

Img_2823 (里見倉敷藤花は現在、白玲・清麗・女流王座・女流王位も保持している)

1992年3月2日生まれ、島根県出雲市出身。森けい二九段門下。2004年、女流2級。2020年、女流六段。女流棋士番号は33。タイトル戦登場は65回。獲得は倉敷藤花12期(クイーン倉敷藤花)、白玲1期、清麗3期、女王1期、女流王座5期(クイーン王座)、女流名人12期(クイーン名人)、女流王位8期(クイーン王位)、女流王将8期(クイーン王将)の計50期。

倉敷藤花戦の成績は40勝9敗。第16~20・23~29期の計12期で三番勝負を制しました。
自身初獲得の女流タイトルが倉敷藤花でした。そして第20期の防衛によりクイーン倉敷藤花の称号を得ています。

(虹)

対局開始前の様子

Img_2710(先に入室したのは西山女王・女流王将)

Img_2737(里見倉敷藤花は9時45分に入室。40分には関西将棋会館に姿を見せていた)

Img_2809(早いペースで駒を並べ終えると、記録係の榊女流2級が白布を広げて駒を手に取る)

Img_2816(駒を手渡された原孝吏・倉敷市副市長が振り駒を行った。と金3枚で西山女王・女流王将が先手に)

(虹)

戦型は相振り飛車

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対局開始から25分、早いペースで序盤の深いところまで進行しています。戦型は両者の間でお馴染みの相振り飛車。互いに三間飛車でしたが、西山女王・女流王将は向かい飛車に構え直しています。

Img_2882(立会人の畠山鎮八段は控室に戻ってくると、すぐに継ぎ盤で関係者向けに解説を始めた)

「この戦型は両者の間で何局も指されていますが、本局は少し西山さんが変化をつけてきている印象です。(図の△5三金直をモニターで確認すると)力強いですねー」(畠山鎮八段)

Img_2893(日本将棋連盟常務理事の井上慶太九段が関係者へのあいさつのため控室を訪れた。対局開始の様子も、対局室の外から静かに見守っていた)

(虹)

対局開始

振り駒の結果、と金が3枚出て西山女王・女流王将の先手となりました。

Img_2778b(西山女王・女流王将)

Img_2775b(里見倉敷藤花)

Img_2752b(朝の御上段の間)

(虹)

第30期大山名人杯倉敷藤花戦三番勝負開幕

里見香奈倉敷藤花(女流五冠)に西山朋佳女王・女流王将が挑戦する第30期大山名人杯倉敷藤花戦三番勝負。里見倉敷藤花には8連覇が、西山女王・女流王将には初参加での戴冠がそれぞれ懸かっています。先月だけでもふたつの女流タイトルを奪い合った両者ですが、また新たな番勝負が始まります。

Ryousya


第1局は11月2日(水)に大阪市福島区「関西将棋会館」で行われます。対局開始は10時。持ち時間は各2時間(チェスクロック使用、切れたら1手60秒未満の着手)。番勝負開幕局のため、先後は振り駒で決定します。昼食休憩は12時から13時です。
立会人は畠山鎮八段、記録係は榊菜吟女流2級、山陽新聞観戦記の執筆は北村實さん(倉敷市にある大山名人記念館の館長)がそれぞれ務めます。

インターネット中継は棋譜・コメントを潤、ブログを虹が担当致します。
どうぞよろしくお願い致します。

【主催:倉敷市】
http://www.city.kurashiki.okayama.jp/

【主催:倉敷市文化振興財団(アルスくらしき)】
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【主催:山陽新聞社】
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【棋譜中継ページ】
http://live.shogi.or.jp/kurashikitouka/kifu/30/kurashikitouka202211020101.html

(虹)

2022年9月28日 (水)

三番勝負の日程

第1局 11月2日(水) 関西将棋会館
第2局 11月26日(土) 岡山県倉敷市「倉敷市芸文館」
第3局 11月27日(日) 岡山県倉敷市「倉敷市芸文館」

以上で本局の中継を終了いたします。
ご観戦くださいまして、ありがとうございました。

(琵琶)

感想戦

Dsc_6792(得意の三間飛車で快勝した西山白玲・女王)

Dsc_6804(粘りの利かない展開を余儀なくされた香川女流四段)

Dsc_6909(西山白玲・女王は倉敷藤花戦初参加で挑戦権を獲得した)

Dsc_6883(香川女流四段は倉敷藤花戦で初の挑戦ならず)

Dsc_6781(感想戦の様子)

(琵琶)

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