(12時55分、西山女王・女流王将が対局室に戻ってきた。12時22分という早い時間にもいったん戻ってきており、熟考の姿勢になっていた)
(対局再開の2分前、里見倉敷藤花が上座に)
(13時になり再開が告げられたが、里見倉敷藤花はすぐには指さなかった)(虹)
(サービスランチは揚げ物がてんこ盛り)
(里見倉敷藤花の注文。白米量はこれより少ないものが運ばれる)
(親子丼は半熟玉子がよい具合)
(西山女王・女流王将の注文)(虹)
12時、図の局面で昼食休憩に入りました。消費時間は▲西山51分、△里見1時間7分。昼食の注文は、里見倉敷藤花が「海老フライ&カニクリームコロッケ盛り合わせ(白米小盛)」(レストランイレブン)、西山女王・女流王将が「親子丼」(やまがそば)。対局は13時に再開します。
(虹)
両陣とも整い、いよいよ開戦です。継ぎ盤で検討していた畠山鎮八段は少し前の局面で「△3六歩ならば激しくなりますよ」と話していましたが、実際にそう進みました。
「ここまでくればリズムで、音感みたいなものです」(畠山鎮八段)
(4手目△4二銀を着手する里見倉敷藤花。現局面では後手番ながら積極的に踏み込んだ)(虹)
※シリーズ別の結果。勝敗欄はタイトル保持者から見たスコア。
両者の対戦成績は、里見倉敷藤花の24勝、西山女王・女流王将の23勝(奨励会時代の対戦も含む)。女流タイトル戦での対戦は、里見倉敷藤花が4度、西山女王・女流王将が6度、それぞれシリーズを制していました。
今年だけですでに4シリーズを戦い、そのうち3シリーズはフルセットの大熱戦。そして2シリーズは先月に決着がついたばかりという興奮冷めやらぬ中、女流棋界の頂上決戦がこの倉敷藤花戦でさらに繰り広げられます。(虹)
11時、両対局者におやつのドリンクが運ばれました。注文は、里見倉敷藤花が「アイスミルクティー(無糖)」、西山女王・女流王将が「アイスコーヒー」。また、おやつとして「芋プリン」が対局者用控室に朝の時点から用意されていました。
(芋プリン)
(甘すぎない味わい)※対局者とは別に注文したものを撮影
(里見倉敷藤花の注文)
(西山女王・女流王将はまだ倉敷藤花戦で負けなし)1995年6月27日生まれ、大阪府大阪狭山市出身。伊藤博文七段門下。2021年、女流三段。2022年、女流四段。女流棋士番号は73。タイトル戦登場は17回。獲得は白玲1期、女王5期(永世女王)、女流王座2期、女流王将3期の計11期。
倉敷藤花戦の成績は6勝0敗。今期が初参加です。船戸陽子女流三段、高浜愛子女流1級、千葉涼子女流四段、貞升南女流二段、伊藤沙恵女流名人、香川愛生女流四段に勝って挑戦権を手にしました。(虹)