2022年11月26日 (土)

里見香奈倉敷藤花に大山名人杯を授与

対局終了後に里見香奈倉敷藤花の就位式が行われ、伊東香織・倉敷市長から里見香奈倉敷藤花に大山名人杯が授与されました。

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(伊東香織・倉敷市長から大山名人杯を受け取る里見香奈倉敷藤花)

(翔)

里見倉敷藤花が8連覇を達成

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三番勝負第2局は119手で里見倉敷藤花の勝ちとなりました。終局時刻は15時21分。消費時間は▲里見2時間0分、△西山2時間0分(チェスクロック使用)。三番勝負は里見倉敷藤花が2勝0敗のストレートでタイトルを防衛、8連覇とともに倉敷藤花のタイトル獲得数の新記録を13に伸ばしました。

(飛龍)

西山女王・女流王将も一分将棋に入る

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15時10分頃、西山女王・女流王将も上図で一分将棋に入りました。局面は先手が勝勢になっていると見られています。後手は右辺の金銀が働かない展開になってしまいました。

(翔)

里見倉敷藤花、攻勢

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上図は△4五桂の飛車取りに▲5六飛と逃がした局面。逃げただけではなく、▲7六飛と歩を払う手を見ています。一例として△4七角▲7六飛△5五飛は、▲7四歩で先手がよくなります。

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本譜は△6六歩に▲7四角と進みました。攻守逆転で、先手がよくなったと見られています。

(翔)

里見倉敷藤花、一分将棋に入る

図で里見倉敷藤花の持ち時間が切れ、一分将棋に入りました。

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銀取りを受けるには▲5七飛や▲5七歩が考えられますが、いずれも△4六馬が生じます。△8五歩に▲9七銀と引かされる形もあり、先手の駒が押し込まれる展開になっています。控室では、後手が指しやすくなったと見ています。

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(公開対局再開時の里見香奈倉敷藤花)

(翔)

西山女王・女流王将、馬を作る

図は14時半頃、西山女王・女流王将が△5四角成と馬を作ったところです。

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後手は△7五歩が楽しみになっています。

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(大盤解説会には、清水市代女流七段と菅井竜也八段が出演している。菅井八段は岡山市在住。例年大盤解説を務めていたが、今回は先に明日大阪で行われるイベント出演を受けていた)

(翔)

6一のキズ

図は14時過ぎ、里見倉敷藤花が▲4六角とぶつけたところです。

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残り時間は里見倉敷藤花23分、西山朋佳女王・女流王将33分です。△4六同角▲同歩△5五歩▲4七銀に△5六歩と攻める順が検討されていますが、▲5八歩と受けられたときの継続が悩ましいようです。西山朋佳女王・女流王将が考えています。

有森浩三八段は「いい勝負とは思いますが、後手は6一に銀を打たれるキズがあるのが気になります」と話しています。

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(再開時の西山朋佳女王・女流王将)

(翔)

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