2015年11月10日 (火)

雨上がりの鳩森神社

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(八雲)

先手持ちの声

51時刻はまもなく14時を回ります。後手は飛車取りに△3七銀と打ち、△4六銀不成としました。5七の地点に戦力を集中して調子がよさそうですが、図の▲4九香が絶好の切り返し。▲4六香~▲4三香成が、後の▲4四馬の活用を見ています。
「これは先手が少しよさそうな気がしてきました。後手の△5七歩成からの攻めは、余せそうな感じがします」(中座七段)

Img_4032千葉幸生六段(右)、竹部さゆり女流三段と中座七段が検討している。

14時を回って対局室におやつが運ばれました。メニューは両者とも同じで、イチゴのタルトと紅茶です。

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(八雲)

本局の使用駒

本局には竹風作・菱湖書の駒が使われています。

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(八雲)

対局再開

13時を回り対局が再開されました。

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Img_3992里見女流三冠は対局再開後も考えていた。

Img_4008甲斐倉敷藤花も厳しい表情で盤面を見つめていた。勝負どころだ。

Img_3995午後の戦いが始まった。

(八雲)

昼食休憩

4412時0分、図の局面で昼食休憩に入りました。消費時間は▲里見52分、△甲斐1時間7分。昼食の注文は里見が「うな重(梅)・肝吸い」(ふじもと)、甲斐が「きつねうどん」(みろく庵)。対局は13時に再開します。

Img_3970休憩中の特別対局室。

Img_3971休憩時の盤面。


(八雲)

中央で2枚換えに

40図は11時25分過ぎの局面。中央で飛車と銀桂の2枚換えとなり、局面が一気に激しさを増しました。
「優劣はまだついていないと思います。互角の戦いですね」(中座七段)

Img_396811時過ぎに相次いで女流棋士が控室に来訪した。左から中村真梨花女流三段、井道千尋女流初段、山田久美女流四段、野田澤彩乃女流1級。

(八雲)

長岡研究ノート

27図は10時50分頃の局面。先手は▲2四歩のジャブを繰り出したあと、本格的な開戦のタイミングをはかっています。この手で前例からは離れています。

Twitter解説の長岡五段は研究家として知られていますが、この戦型も研究の範囲で2年前には、すでに著書に書いているとのこと。本局に最適の解説者といえそうです。

1049Twitter解説の抜粋。「2年前に出した本」とは『長岡研究ノート・振り飛車編』(マイナビ将棋BOOKS)のことだと思われます。

2014nagaoka長岡裕也五段

(八雲)

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