2014年11月23日 (日)

対局開始(4)

054

(伊東香織・倉敷市長による振り駒)

055

057

(歩が3枚出て甲斐倉敷藤花の先手と決まった)

(翔)

対局開始(3)

032

(甲斐智美倉敷藤花が入室)

039

(駒を並べる)

040

(甲斐倉敷藤花)

(翔)

対局開始(2)

015

(対局室)

019

(関係者が揃い、先に山田久美女流四段が入室)

022

(山田女流四段)

(翔)

対局開始(1)

005

(対局開始前、対局者の控室に栗きんとんが運ばれた)

009

(芸文館3階、「藤花荘」の入り口)

012

(藤花荘入り口の看板)

(翔)

甲斐倉敷藤花の先手で対局開始

振り駒の結果、歩が3枚出て甲斐智美倉敷藤花の先手となりました。第3局の初手は▲7六歩。第22期倉敷藤花戦、最後の対局が始まりました。

060

(対局開始)

061

(初手は▲7六歩)

(翔)

大盤解説会情報

第3局は非公開です。公開対局は行われません。下記の通り、現地大盤解説会が開催されます。

【大盤解説会】
2014年11月23日(日) 12:45開場 13:00開演
会場 倉敷市芸文館 アイシアター(倉敷市中央1-18-1)
解説 有吉道夫九段
聞き手 高群佐知子女流三段
入場無料、当日受付

Ariyoshi

(有吉九段)

Takamure

(高群女流三段)

(翔)

第2局終了後の記者会見

昨日の第2局の終了後、両対局者の記者会見が行われました。

389

山田久美女流四段の記者会見

--1局を振り返って。
「甲斐さんから端を先攻されました(52手目△9六歩)。どこかで攻め合わないと……と思って2筋に手を入れた(57手目)のが間に合うかどうかわかりませんでしたが、もしかしたら甲斐さんを少し焦らせたのかなと思います。終盤は詰みがあるかという局面で歩を叩けた(93手目▲5二歩)のが運がよかったです。勝ちを意識したというのは本当に最後の1手です」

--▲2三桂(81手目)のあたりから手ごたえがあったのでしょうか。
「▲2三桂も勝負手でした。△2二玉と上がられたらややこしいと思いました」

--第3局への思いをお聞かせください。
「三番勝負は2連敗だとあっという間に終わってしまいます。せっかく倉敷まで来られて……。女流棋士にとって『倉敷に行きたい』というのは、イコール倉敷藤花戦の挑戦者になりたい、タイトル戦に出たいという意味なのですが、今回チャンスをいただいたので1日も長く滞在したいなという思いでいました。もちろん滞在するだけでなく、明日も頑張らなきゃいけないのですが。1勝1敗に戻したので、今日はあと2時間くらいほっとしようかなと思っています。
 このシリーズ始まる前はいい将棋を見ていただきたいという思いが強く、勝敗にこだわっていなかったんです。でも昨日の前夜祭ですごく大きな優勝カップ(大山名人杯)の返還を見て『あれ、ほしいなぁ』って思ったんですね。ですので、夢をつなぐことができたと思っています。明日も振り駒ですから気分を新たにして、1局目のつもりでまたいい将棋をお見せしたいと思っています」

--お母様から第1局の前に激励のメールが来たというお話がありましたが。(前夜祭あいさつで触れられている)
「昨日の夜も、前夜祭が終わってから部屋で携帯電話を見たら、『前回みたいにぽかーんとしないで、今度こそ命を懸けて戦え』と来ました。別に、ぽかーんとしていたわけじゃないんですけどね。今日もまた面白いメールが来るかもしれませんね」

--第1局を負けたことでプレッシャーはなかったでしょうか。
「第1局は難しい局面が続いていましたが、終盤に『勝ちになったのかな』と思ったところからおかしくなってしまいました。でも今回は負けることはないつもりで来ました。いい将棋を指していれば、いつかチャンスはめぐってくるというつもりで指していましたので、もしかしたら負けちゃうんじゃないかというプレッシャーはなかったです。いい将棋を指せればチャンスはお互いにめぐってくると思っています」

--山田女流四段にとって、「いい将棋」とは。
「1手指す方がよく見えるという対局がありますよね。1手指したら『これはいい手だね』と言われて、それに対して1手返したら『これもいい手だね』と言ってもらえるような将棋を指したいです」

397

411

甲斐智美倉敷藤花の記者会見

--1局を振り返って。
「序盤は手将棋模様で、どういう形になるか自分でもかわかっていなかったのですが、山田さんが角道を止めたら右四間飛車にしようとは思っていました。
ずっと難しいと思っていて、終盤は何か手がありそうかなと思っていたのですが、△8五桂(72手目)からの順がやりすぎでした。▲2三桂(81手目)に△4二玉と逃げるつもりだったのですが、そこで▲7三銀があることを見落としていました」

--1勝1敗のタイですが、第3局への意気込みをお聞かせください。
「明日なので気持ちを新たにするのも難しいと思いますが、3局目なので精一杯自分の力を出して指したいと思います」

(翔)

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