▲本田-△里見戦は70手で里見女流二冠の勝ちとなりました。
終局時刻は16時49分。消費時間は▲本田2時間0分、△里見1時間41分(チェスクロック使用)。
(飛龍)
控室ではここで(1)△6二香と(2)△6三香が主に検討されました。
(1)△6二香は先手も戦えるという結論でした。以下▲8六桂△6五銀▲9四桂△同香▲9五歩(下記A図)で、6二に打った香が後手玉の逃げ道を封鎖しています。
戻って、(2)△6三香は後手が余せる展開になりそうとのこと。以下▲5三桂打△5一金寄▲3二と△4五歩▲4四角△6五銀▲4二と△6六桂(下記B図)が一例で、後手の攻めの方がわずかに早いとの見込みです。
しかし実戦は(3)△6九角でした。
「攻めるにしても予想外でした」(村田顕五段)
「▲5九香と打ったのでは先手がつらそうです。先手はここで何かやるしかないですが、何を指せばいいか」(菅井六段)
(虹)