*第32期倉敷藤花戦三番勝負第2局

2025年3月25日 (火)

先手は銀冠

対局は後手・福間倉敷藤花の向かい飛車に対し、伊藤女流四段が銀冠に組んでいます。

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記者「銀を繰り出しましたが」

有森八段「銀を繰り出すのは、銀を使うということです」

△4二飛なら▲4八飛△2二飛▲2八飛△4二飛…の千日手がちらつきますが、本譜は△6四歩でした。

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(控室に展示されている倉敷市の名産品の数々)

(翔)

ネット中継解説は有森浩三八段

第2局、第3局では岡山市在住の有森浩三八段が控室で、本中継向けの解説を行っています。随時紹介します。

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(控室で熱弁をふるう有森浩三八段)

(翔)

対局開始(2)

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(伊藤沙恵女流四段)

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(福間香奈倉敷藤花)

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(10時、対局開始)

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(初手▲2六歩を指す伊藤女流四段)

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(報道陣が撮影している中でどんどん手が進んだ。10手目△9四歩を指す福間香奈倉敷藤花)

(翔)

対局開始(1)

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(対局者ら関係者がホテルから歩いて移動。控室から撮影)

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(対局室には伊藤沙恵女流四段が先に入室)

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(福間香奈倉敷藤花も入室)

(翔)

10時に対局開始

10時に対局が始まりました。

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(対局開始直後)

(翔)

本日、三番勝負第2局

おはようございます。本日10時から、大山名人杯第32期倉敷藤花戦第2局▲伊藤沙恵女流四段-△福間香奈倉敷藤花が指されます。持ち時間は各2時間、チェスクロック使用、使いきると1手60秒未満の秒読み。昼食休憩は12時~13時です。今期は第2局恒例の公開対局は行われず、終日非公開です。

福間倉敷藤花が勝てば防衛、伊藤女流四段が勝てば1勝1敗となって明日26日に第3局が行われます。

本局の立会人は斎田晴子女流五段、記録係は木村朱里女流初段、大盤解説は菅井竜也八段、大盤解説聞き手は石本さくら女流二段がそれぞれ務めます。山陽新聞に掲載される観戦記は赤畠卓さんが担当します。

大盤解説会は事前申し込み制で、既に締め切られています。なお第3局がある場合、大盤解説会は当日受付。要綱は開催決定した場合、当ブログに掲載します。

2028

(大山名人杯)

【第2局棋譜中継ページ】

【倉敷市】

【アルスくらしき(倉敷市文化振興財団)】

【山陽新聞】

大山名人杯 第32期 倉敷藤花戦 第2局 映像中継(YouTubeチャンネル「倉敷ケーブルテレビKCTコミちゃん」)

(翔)

2025年3月24日 (月)

歓迎会(4)

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(対局関係の棋士紹介。記録係の木村朱里女流初段、大盤解説聞き手の石本さくら女流二段、立会人の斎田晴子女流五段、大盤解説の菅井竜也八段、日本将棋連盟常務理事の清水市代女流七段)

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(見どころ紹介)

2130

(菅井竜也八段)

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(石本さくら女流二段と斎田晴子女流五段)

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(石本女流二段が進行役を務めた)

菅井八段
「福間さんはブランクはほとんど感じさせない。休場中はなかなか実戦を指すのは難しかったようだが、最低限の勉強はされていたようで、その結果が復帰後の10連勝という数字に出ている。 伊藤さんもとても充実されていて、振り飛車も居飛車も両方指しこなせる。戦型は伊藤さんが決めるのではないか。ただ、ふたりの将棋を見ていると、いつも中盤までは伊藤さんがリードしているが、終盤で福間さんが巻き返すというパターンが多い印象。個人的には最終局まで見たいので、応援というわけではないが、伊藤さんに期待したい」

斎田女流五段
「福間さんは復帰されてからまだ負けなし。一段とギアを上げられた印象を受ける。産休中はずっと詰将棋を解かれていたという記事を拝読し、終盤力にますます磨きをかけられたのではないか」

石本女流二段
「福間倉敷藤花はずっと強いままをキープされている。明日は伊藤女流四段がどういう形を選択するか。戦型は予想しづらいが、序盤から目が離せない、ふたりの力がこもった熱戦になると思う」

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(倉敷市文化振興財団の岡荘一郎理事長による中締めのあいさつ)

(書き起こし=武蔵、撮影=翔)

歓迎会(3)

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(福間香奈倉敷藤花あいさつ)
「今期の倉敷藤花戦の番勝負は、わたしの出産によって日程変更をしていただきました。すべての皆さまに、心から感謝申し上げます。いまは無事に出産を終えまして、こうして対局ができることを大変幸せに思っています。対局者の伊藤さんにも、大変ご配慮いただきましたことを心から感謝申し上げます。明日は自分の力を精一杯出しきれるように頑張って参りたいと思います」

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(伊藤沙恵女流四段あいさつ)
「倉敷に伺うのは久しぶりでして、この時期に伺ったのも初めてです。到着してから美観地区を散歩しまして、この季節は暖かくてコートなしでも快適に過ごせました。スコアとしては厳しい状況ではありますが、明日の第2局を精一杯頑張って第3局につなげられるよう、いい将棋をお見せして、お返しができればと思っています」

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(大山名人杯を挟んで記念撮影)

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(乾杯)

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(このあと、両対局者は退場した)

(書き起こし=武蔵、撮影=翔)

歓迎会(2)

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(桑原功・山陽新聞社代表取締役社長あいさつ)
「『出雲のイナズマ』といわれる攻撃的な棋風が持ち味の福間倉敷藤花と、相手や勝負の流れによって柔軟に指し回しを変化させる伊藤女流四段の対局は、地元の将棋ファンのみならず、全国のファンが注目している」

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(清水市代・公益社団法人日本将棋連盟常務理事あいさつ)
「昨年、日本将棋連盟は東西の将棋会館が無事に完成し、次の100年に向けて新たに一手を指し始めた。伝統文化の継承、発展を担う倉敷市文化進興財団さまをお手本に、地域の人と人とをつなぎ、地域の皆様とともに歩んでいく魅力的な将棋界を目指して精進したい」

2060

(花束贈呈)

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(ふたりは将棋を習っているそうだ)

(書き起こし=武蔵、写真=翔)

歓迎会(1)

18時から倉敷市内のホテルで歓迎会が行われています。

2030

(伊東香織・倉敷市長あいさつ)
「倉敷市が誇る大山康晴十五世名人は、子どもたちや女性の将棋普及にも力を注がれた。ふたりに存分に力を発揮していただいて、将棋の街、倉敷を盛り上げていただきたい」

2037

(倉敷市の取り組みとして、新生児に絵本などを贈っていることを紹介)

2040

(昨年12月に出産を終えた福間香奈倉敷藤花に絵本が贈呈された)

(書き起こし=武蔵、撮影=翔)

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