第23期倉敷藤花戦三番勝負第1局

2015年11月10日 (火)

対局再開

13時を回り対局が再開されました。

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Img_3992里見女流三冠は対局再開後も考えていた。

Img_4008甲斐倉敷藤花も厳しい表情で盤面を見つめていた。勝負どころだ。

Img_3995午後の戦いが始まった。

(八雲)

昼食休憩

4412時0分、図の局面で昼食休憩に入りました。消費時間は▲里見52分、△甲斐1時間7分。昼食の注文は里見が「うな重(梅)・肝吸い」(ふじもと)、甲斐が「きつねうどん」(みろく庵)。対局は13時に再開します。

Img_3970休憩中の特別対局室。

Img_3971休憩時の盤面。


(八雲)

中央で2枚換えに

40図は11時25分過ぎの局面。中央で飛車と銀桂の2枚換えとなり、局面が一気に激しさを増しました。
「優劣はまだついていないと思います。互角の戦いですね」(中座七段)

Img_396811時過ぎに相次いで女流棋士が控室に来訪した。左から中村真梨花女流三段、井道千尋女流初段、山田久美女流四段、野田澤彩乃女流1級。

(八雲)

長岡研究ノート

27図は10時50分頃の局面。先手は▲2四歩のジャブを繰り出したあと、本格的な開戦のタイミングをはかっています。この手で前例からは離れています。

Twitter解説の長岡五段は研究家として知られていますが、この戦型も研究の範囲で2年前には、すでに著書に書いているとのこと。本局に最適の解説者といえそうです。

1049Twitter解説の抜粋。「2年前に出した本」とは『長岡研究ノート・振り飛車編』(マイナビ将棋BOOKS)のことだと思われます。

2014nagaoka長岡裕也五段

(八雲)

対局開始

Img_3930岡荘一郎・倉敷市文化振興財団理事長が振り駒を行い、結果は「と金」が5枚だった

Img_3935里見女流三冠の初手は▲7六歩。

Img_3946甲斐倉敷藤花は△3四歩と応じた。

Img_3954関係者・報道陣が見守る中でビシビシと指し手が進んだ

259時20分過ぎの局面。戦型は甲斐倉敷藤花のゴキゲン中飛車。開始から13分少々のところで早くも里見女流三冠が仕掛けています。
「非常に展開が速いですね。この仕掛けは私も指したことがありますが最近、多くなっている印象です」(中座七段)

(八雲)

対局開始前の様子

Img_3884甲斐倉敷藤花は9時45分頃、入室した。

Img_3906里見女流三冠は55分頃に到着。

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(八雲)

2015年11月 9日 (月)

三番勝負第1局は11月10日(火)10時開始

甲斐智美倉敷藤花に里見香奈女流三冠(女流名人・女流王位・女流王将)が挑戦する、第23期大山名人杯倉敷藤花戦三番勝負は11月10日(火)東京・将棋会館にて第1局が行われます。

両者の対戦は甲斐7勝、里見17勝と里見女流三冠がリード。タイトル戦では4回対戦して2勝2敗の五分となっています。倉敷藤花戦では一昨年の21期に甲斐倉敷藤花が里見女流三冠からタイトルを奪取して現在に至っています。最強のライバル同士の戦いにご注目ください。

本局の立会人は中座真七段、記録係は真木野芳紀初段が務めます。対局は10時開始予定。持ち時間は各2時間(チェスクロック使用)使い切ると1分将棋、第1局の先後は振り駒で決定します。

【Twitter解説】
本局はTwitterアカウント「日本将棋連盟モバイル」(@shogi_mobile)にて、長岡裕也五段の解説を実施いたします。下記のページからご覧ください。解説の内容は棋譜コメントにも随時転載いたします。
https://twitter.com/shogi_mobile


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