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2023年11月

2023年11月17日 (金)

歓迎会(3)

Kange16(乾杯の挨拶。中島光浩・倉敷市議会議長)
「お迎えする倉敷の意気込みは、倉敷市長・伊東香織が紫色のシャツを着ております。藤の色でございます。そして私もポケットに、藤色のチーフを入れております。この気合をどうか感じていただきまして、お二人には明日、熱い戦いを展開していただければなと思います」

Kange17(乾杯!)

以下に用意された料理の数々を写真で紹介します。

Kange18

Kange19

Kange20

Kange21

Kange22

Kange23

Kange24

(飛龍)

歓迎会(2)

主催者挨拶に続き、主役の登場です。

Kange10(両対局者登壇)

Kange11 (まずは花束贈呈。プレゼンターは将棋を通じた仲よし)

Kange12 (記念撮影。中央左が松井香穂さん、中央右が遠藤咲良さん)

Kange13 (対局者挨拶。里見香奈倉敷藤花)
「今期は大山先生の生誕100周年ということで、第1局から倉敷で開催していただきました。大変な心遣い、小さなお気遣いをたくさんいただきましたことを、心より感謝申し上げます。第2局も引き続き、倉敷市芸文館で対局させていただくということで、本当に幸せに思っております。自分の力を発揮できるように、一生懸命頑張って参りたいと思います」

Kange14 (対局者挨拶。西山朋佳女流四冠)
「第1局に引き続きまして、倉敷市の皆さま、関係の皆さまには大変快適な対局設備を整えていただきまして、心より感謝申し上げます。明日はタイトル戦の光景を公開対局で見ていただく形になるということで、自分らしい将棋を指せるように、また、楽しんでいただける将棋を指せるように頑張って参りたいと思います」

Kange15(大山名人杯を挟んで。柔らかな表情をリクエストされていた)

(飛龍。書き起こし:夏芽)

歓迎会(1)

Kange01 (倉敷国際ホテル、桜花の間で歓迎会が行われた)

Kange02 (在りし日の大山康晴十五世名人のパネルが出迎える)

Kange03 (今年は「大山名人杯」の大山十五世名人生誕100周年)

Kange04 (「倉敷藤花戦」だけ書体が違う件は後ほど)

Kange05 (両対局者入場)

Kange06

Kange07 (主催者挨拶。伊東香織・倉敷市長)
「今期は大山康晴十五世名人が生誕100年を迎えた、記念の年の対局となりました。100周年記念として、いつもでしたら東京か大阪の将棋会館で開催します第1局もぜひ、倉敷でと相談させていただきまして、先日、倉敷由加温泉ホテル山桃花において第1局を開催させていただくことができました」

Kange08 (主催者挨拶。松田正己・山陽新聞社代表取締役社長)
「倉敷藤花戦のおかげで岡山県、倉敷が全国に発信しております。いま『地方がしっかりやっていかないと全国が持たないんだ』という気概で伊東市長はやっておられます。我々山陽新聞は特に岡山、倉敷のことを常に発信して一緒になって元気な地域を作ろうと頑張っておりますので、将棋を通して地域を盛り上げていただければと思っております」

Kange09 (主催者挨拶。清水市代・日本将棋連盟常務理事)
「倉敷藤花戦は将棋界の中でいちばんスピーディーなタイトル戦でございます。持ち時間各2時間、そして三番勝負。このスピーディーなタイトル戦の中で求められるものは、判断力、瞬発力、そして経験力。いろいろなものの総合力の戦いになってくることと思います」

(飛龍)

検分(2)

続いて第2局の午後からの対局場、芸文館ホールの検分です。

Kenbun09 (ホールでは明るさについての確認が主だった)

Kenbun11 (使用駒が決まり、ホールでも並べてみる)

Kenbun13 (こちらでも当初は記録机が遠く、対局者のほうに近づけられた)

検分は藤花荘からの移動も込みで20分ほどで終了しました。

(飛龍)

検分(1)

予定どおりに16時過ぎに検分が始まりました。まずは第2局の午前中と、1勝1敗となればその翌日に行われる第3局の舞台となる、藤花荘の和室から。

Kenbun01_2 (北村實・大山名人記念館館長の主導のもと、2種類の駒から選ぶ)

Kenbun03 (感触を確かめる里見香奈倉敷藤花)

Kenbun05 (同じく西山朋佳女流四冠)

Kenbun07 (使用する駒が決まり、里見倉敷藤花が平箱に戻す)

Kenbun08 (遠くで遠慮がちだった記録机は対局者の近くに)

(飛龍)

第2局は11月18日(土)10時開始

里見香奈倉敷藤花(女流四冠)に西山朋佳女流四冠が挑戦する、大山名人杯第31期倉敷藤花戦三番勝負(主催:倉敷市、倉敷市文化振興財団、山陽新聞社)は里見倉敷藤花が先勝しました。第2局は11月18日(土)に岡山県倉敷市の倉敷市芸文館で行われます。先手は里見倉敷藤花。持ち時間は各2時間(チェスクロック使用)。切れたら1手60秒の秒読み。対局開始は10時。昼食休憩は12時~13時、13時からは施設内の芸文館ホールに移って公開対局となり、それに先立つ開会式が12時45分から行われます。立会人は村田智穂女流二段、記録係は佐々木海法女流1級。

中継は棋譜・コメントを夏芽、ブログを飛龍が担当いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

Eki(倉敷市の玄関口、JR倉敷駅。午前中の雨もやんで晴れてきた)

(飛龍)

2023年11月 7日 (火)

インタビュー

感想戦終了後、別室に移動してインタビューが行われました。
Img_3392□里見香奈倉敷藤花

――昼食休憩あたりの局面について。
 振り飛車側の指し手のほうが難しいとは思っていましたが、難解な形勢だと思っていました。

――勝ちを意識した局面は。
 △5七と(70手目)と寄ったところです。相手玉は一手一手の寄りになり、こちらの玉は詰みません。

――白玲戦終了後、女流王座戦もあって過密な対局日程が続く。コンディション作りについて注意している点は。
 その日の疲れはその日にうちに取るように、しっかりと休むようにしています。

――ファンに向けて。
 例年にも増して準備が大変な中で対局させていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。第2局以降も倉敷で対局できますので、自分自身のコンディションを整え、全力で迎えられるように頑張りたいと思っています。

――今年は大山名人の生誕100周年。そういった節目での対局について。
 改めて大山先生の歴史がフォーカスされると思います。本当に偉大な先生だと思いますので、少しでも近づける将棋を指せればと思います。
Img_3399■西山朋佳女流四冠

――対抗形という戦型は予想していたか。
 あまり予想できていませんでした。一手一手考えていく将棋だったかと思います。

――昼食休憩あたりの局面について。
 すでに厳しくしてしまったと思っていました。端歩を突き越されていたり、▲5六銀(45手目)と出るような余地があったりと、普段の対抗形との違いがありました。そのあたりをすり寄せて考える必要があったかもしれません。割りとずっと苦戦を意識していて、△8七飛(56手目)と打たれていい受けがありませんし、粘りも利かなくなっていると思います。もっと前に危機感を持って指すべきでした。

――最近は里見倉敷藤花と指す機会が増えている点について。
 前例はたくさん出てくると思います。毎回、課題を持って指すことが大事だと思っています。

――倉敷市の印象について。
 倉敷市は景色の美しい場所だと思っていて、挑戦できたらひとつの楽しみになります。今回は初めての場所ではありましたが、山桃花さまには対局設備を整えていただき、ありがたく思っています。

――2局目の意気込みについて。
 次は先後が決まっていますので、それに向けた準備をして、状態を整えて挑めたらいいなと思います。

以上で、本局の中継を終了します。ご観戦、誠にありがとうございました。

(武蔵)

感想戦

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Img_3359(感想戦は仕掛けを中心に検討された)

(武蔵)

対局者が大盤解説会場に

感想戦の前に両対局者は大盤解説会場に出向き、簡単に感想戦を行いました。
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Img_3348

(武蔵)

終局直後

Img_3330(勝った里見香奈倉敷藤花は、鋭い寄せを決めて防衛まであと1勝とした)

Img_3331
(敗れた西山朋佳女流四冠は、タイトル奪取には連勝が絶対となった)
Img_3333(インタビューは行われず、すぐに大盤解説会場に足を運んだ)

(武蔵)

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