2020年6月22日 (月)
2020年6月21日 (日)

20200621_115_2

叡王戦七番勝負第1局は豊島竜王・名人が勝ち、シリーズ成績を1勝0敗としました。

終局時刻は23時13分。消費時間は、▲豊島5時間0分、△永瀬5時間0分。

第2局は7月5日(日)に兵庫県豊岡市「城崎温泉 西村屋本館」で行われます。

102

「嫌な手がきた。後手が盛り返してきたんじゃないか」と青野九段。△8四桂に豊島竜王・名人が手を止めています。△7六桂が受けにくく、先手も迫られやすくなりました。

Dsc_9464(優勢だった豊島竜王・名人だが、嫌みが出てきた。このまま押し切れるか)

Dsc_9242(上皇陛下が皇太子のときに今井荘を訪れ、将棋を指した。相手を務めるのは東宮御教育常時参与を務めた小泉信三氏)

Dsc_9222(前日に写真の戦型を豊島竜王・名人に尋ねると、「相掛かりですかね」と話していた。本日の午前中、青野九段も興味深そうに眺めていた)

85▲3八桂に△3七銀成なら、▲5五桂や▲4四飛△同金▲同角成で食いつけます。△6五銀は▲7七桂から銀を目標にしています。「堅い・攻めてる・切れない、か」と青野九段。豊島優勢です。

Dsc_9451(苦しい永瀬叡王。耐えられるか)

77▲6五歩で先手が戦線拡大に成功しました。△6五同歩は▲6四歩△同銀▲5四桂でシビレます。青野九段は「先手ペース」と話しており、豊島竜王・名人の攻めがかなりうるさいです。

打ち寄せる波は刻々と姿を変えていきます。遠くに見えるのは伊豆大島です。

「海と陸の接点はつねにとらえがたく、はっきりと境界線を引くことはできない」(『海辺』レイチェル ・カーソン 上遠恵子 (翻訳) 平凡社)

Dsc_9380

Dsc_9382

Dsc_9383

Dsc_9384

Dsc_9385_2

今井荘の目の前に広がる今井浜海岸は水質が最高ランク「AA」で、伊豆の中でも有数の遠浅で美しい海岸です。朝は晴れていましたが、午後に入って雲が多くなっていました。

Dsc_9358

Dsc_9318(今日は波が荒い)

Dsc_9327

Dsc_9390(太陽は雲に隠れている。部分日食の観測は難しそうだ)