2026年5月23日 (土)

最後に、対局者は寺内の「身代わり不動明王」前で記念撮影に応じました。青銅製の不動明王としては日本最大級の大きさを誇ります。災難や厄災を身代わりになって引き受けてくださる仏様として、多くの参拝者が祈願に訪れます。

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202605237345分の長考で斎藤八段は▲3八金と寄りました。山崎九段は「千日手濃厚」との見解を示します。しかし、井上九段は「叡王が打開するでしょう」。戦いの延長を期待しますが、関係者と千日手指し直し局に向けて、再開時間の打ち合わせを並行して行い、抜かりはありません。
ほどなくして、△7二金に▲8五飛が指されました。斎藤八段は残り時間がわずか4分ながら、局面の打開を模索します。関係者からは驚きの声が上がりました。
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2026052372控室では先手の次の一手に注目が集まります。▲3八金や▲5八金とすれば、後手も呼応して金を移動する可能性があり、その変化のいき着く先は千日手です。控室では、先手の打開策として▲8三桂が挙がりますが「斎藤八段の棋風ではない」との声も聞かれます。
打開か、千日手か。斎藤八段は岐路に立っています。18時を回って、斎藤八段の残り時間は10分を切りました。
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七宝瀧寺の本堂は、戦国時代に豊臣秀吉の兵火で諸堂とともに全焼しましたが、江戸中期に再興されました。周囲の深い緑に調和する鮮やかな朱塗りの佇まいが美しく、修験道の霊場にふさわしい厳かな雰囲気を漂わせています。堂内に祀られているご本尊は、役行者の前に出現したと伝わる「倶利伽羅大龍不動明王(くりからだいりゅうふどうみょうおう)」です。一般的な姿とは異なり、利剣に炎をまとった龍が巻き付いた非常に神秘的な姿をしており、運気上昇や厄除けの守護神として篤く信仰されています。
対局者は本堂内で参拝し、護摩札に印を押しました。

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Img_6633(護摩札は清められて両対局者に返される)

Img_6641(千代松・泉佐野市長と記念撮影)

2026052364上図△2五桂から▲同桂△同歩▲8四歩△2六歩と進みました。急に流れが激しくなったかと思いきや、▲2八歩△8二歩と進み、再び局面は落ち着きを取り戻します。202605237017時20分頃、△8二歩に斎藤八段は時間を使い、両者の残り時間は1時間を切りました。控室では▲4八金△6二金の2手が並びます。「終わりのない戦い」との声が聞かれました。

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犬鳴山七宝瀧寺(いぬなきさんしっぽうりゅうじ)は、飛鳥時代の661年、修験道の開祖である役行者(えんのぎょうじゃ)が28歳の時に開山したと伝えられています。これは奈良の大峯山よりも早く開かれたため、古くから「元山上(もとさんじょう)」とも呼ばれ、葛城修験の最も重要な根本道場として信仰を集めてきました。
その後、平安時代初期に日本を大干ばつが襲った際、淳和天皇の命によりこの山で雨乞いの祈祷が行われました。その祈祷が見事に成就して恵みの雨が降ったことから、天皇より山中にある高名な7つの滝を金銀などの七宝に見立てて「七宝瀧寺」という由緒ある寺号を賜ったとされています。2020年には日本遺産に認定されました。

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Img_6593(「志津の涙雨」という哀話が伝わる)

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2026052360じりじりとした中盤戦です。上図△3二玉は1時間7分の長考でした。控室で検討を進める谷川十七世名人は▲8四歩を候補に挙げました。以下△同飛▲5一角△5三角▲6五桂打△同歩▲同桂☖8六角▲7七金△同角成▲同玉☖5二金打▲2一角△2二玉▲5三桂成(変化図)の進行を示しました。
2026052375最後の成り捨てが華麗な好手。(1)△5三同金右は▲8四角成△2一玉に▲8一飛が王手香取りで先手よし。(2)△5一金に▲4三成桂△2一玉▲3三成桂で後手玉に詰めろがかかります。
斎藤八段は△3二玉に対して時間を使い、長考合戦の様相です。
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現地では14時から、泉佐野市立大木小学校で大盤解説会が始まっています。矢倉七段と井上九段が解説を務め、山崎九段と稲葉八段は客席から解説に耳を傾けていました。
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対局場の「犬鳴山温泉 み奈美亭」は、大阪府泉佐野市の豊かな渓谷に佇む、大自然に囲まれた温泉宿です。広々とした大浴場からは四季折々の山の景色を楽しめます。館内は心落ち着く純和風の造りです。食事には大阪の貴重なブランド豚「犬鳴ポーク」の鍋料理や泉州名物のわたりガニなど、地元の山海の幸を取り入れた本格的な和食会席が味わえます。JR日根野駅や南海泉佐野駅から車で20分から30分、関西国際空港からも近いためアクセスもよく、多くの宿泊客や日帰り客に愛されています。

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15時を回って、午後のおやつの時間です。
伊藤叡王はマンスリーシーズン ドリームストーリー(さくらんぼのドームケーキ)、ストレートティー。
斎藤八段はチョコミルキーパフェ、心ん自家製レモンソーダです。
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