2024年6月20日 (木)

240620_044図は9時30分ごろの局面。第1局から第5局まで、すべて角換わりになりました。後手右玉は第1局(後手伊藤)と第4局(後手藤井)で指されていますが、この2局は△4二玉から右玉に移行したのに対し、今回は5一の初形から△6二玉でした。
本局に近いのは、今期挑戦者決定戦の▲永瀬拓矢九段-△伊藤匠七段戦。永瀬九段は初形の右金を5八に上がりましたが、藤井叡王は▲4八金から▲5八金としたため、挑戦者決定戦と比べて1手損をしています。

【第1局 棋譜中継】
http://live.shogi.or.jp/eiou/kifu/9/eiou202404070101.html
【第4局 棋譜中継】
http://live.shogi.or.jp/eiou/kifu/9/eiou202405310101.html
【挑戦者決定戦 棋譜中継】
http://live.shogi.or.jp/eiou/kifu/9/eiou202403190101.html

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朝は伊藤七段、藤井叡王の順に入室。福田三段は藤井叡王側の歩を5枚取り、15秒ほど手の中で振ってから絹布に駒を放りました。結果は歩が3枚。第5局は藤井叡王の先手です。

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Dsc_6524(藤井叡王)

Dsc_6509(伊藤七段)

Dsc_6571(歴史に残る一局、運命の振り駒)

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Dsc_6603(定刻の9時に対局開始)

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対局当日の朝を迎えました。甲府は晴れのち曇り。予想気温は18度から31度。スケジュールは以下の通りです。

09:00 対局開始
10:00 おやつ
12:00 昼食休憩
13:00 対局再開
14:00 現地解説会開始
15:00 おやつ
- -:- - 終局

Dsc_6383(ホテル棟の眺望。左に富士山が見える)

2024年6月19日 (水)

お楽しみ抽選会、行方理事の中締めと続き、前夜祭は盛会のうちに終了しました。
以上で対局前日のブログ更新を終わります。明日もよろしくお願いします。

Dsc_6309(抽選会の景品は、棋士の色紙、ペコちゃん人形、叡王戦ポスターなど)

Dsc_6344(「二人の戦いはこれからも続く。明日はその第1章のフィナーレ」と話した)

深浦九段、松尾歩八段、貞升南女流二段による明日の見どころ紹介がありました。

Dsc_6163(深浦九段)

「2人がバチバチにやり合っているのがわかる。大きな一局、ギリギリの戦いを皆さんと一緒に見守りたい」

Dsc_6192(松尾八段。明日の現地解説会で解説を務める)

「後手になった側が角換わりを受けるかどうか。深い研究、ハイレベルな攻防を棋士として楽しみにしている」

Dsc_6224(同じく聞き手の貞升女流二段)

「2019年の将棋の日で、永瀬九段と藤井叡王が食事のとき、楽しそうにずっと将棋の話をしていたことが印象的」(※当時は永瀬拓矢叡王・王座、藤井聡太七段)

トークの中盤、深浦九段からテーブル席の福田三段に「振り駒をやる福田三段が責任重大ですよね。たくさんシャカシャカやってもらえれば両対局者、納得しますから」と声がかかりました。

Dsc_6244(急に話題を振られ、少し動揺した様子の福田三段)

Dsc_6266(明日は振り駒の大役を務める)

深浦九段から乾杯の発声があり、しばらくは歓談の時間になりました。

Dsc_6082(立会人の深浦康市九段)

「明日は両対局者が持てる力を精いっぱい発揮されますように」

Dsc_6132(出席者に出された料理)

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対局者は花束贈呈を受け、第5局に向けての意気込みを語り、明日のために会場をあとにしました。

Dsc_5881(全国中学生選抜将棋選手権の山梨県大会優勝者から花束が贈呈された)

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Dsc_5958(藤井叡王のあいさつ)

「2019年の将棋の日のイベントでは竜王戦も開催されて、控室で将棋を検討して楽しい時間を過ごした。今回は皆さまに楽しんでいただける将棋を指せるよう、全力を尽くしたい」

Dsc_6021(伊藤七段のあいさつ)

「常磐ホテルは数多くの名局が繰り広げられてきた場所で訪れるのを楽しみにしていた。明日は大きな一局で緊張感もあるが、集中してよい勝負をお見せできるように頑張りたい」

18時から常磐ホテルで前夜祭が開かれました。

Dsc_5724_2(株式会社不二家の河村宣行・代表取締役社長)

「明日の第5局は日本中が注目している。おやつで疲れた頭脳の栄養補給をしていただいて、名勝負を期待したい」

Dsc_5761(行方尚史九段。日本将棋連盟の理事としてあいさつをした)

「叡智がぶつかる戦い。常磐ホテルという名対局場、明日の対局は大棋士たちも見守っていることと思う」

Dsc_5800(レオスキャピタルワークスの岩田次郎・常務取締役)

「若い2人の対局が楽しみ。熱い戦いを期待している」

Dsc_5840(長崎幸太郎・山梨県知事)

「常磐ホテルは山梨県における将棋の殿堂。決戦の場に選んでいただき誇らしく思う」

Dsc_5868(樋口雄一・甲府市長)

「甲府が開府500年を迎えた2019年に『将棋の日in甲府』を開いた」

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Dsc_5737(今回は着席式の前夜祭だった)

16時30分から検分がありました。将棋連盟が所有する新品の駒が2組用意され、藤井叡王が大竹竹風作の錦旗書を選びました。使用される駒は終局後、見届け人の方にプレゼントされます。

Dsc_5520(藤井聡太叡王)

Dsc_5554(伊藤匠七段)

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Dsc_5577(2組のうちどちらを選ぶか、最終判断は藤井叡王に委ねられた)

Dsc_5687(選ばれた駒)

Dsc_5692(駒の平箱に揮毫)

Dsc_5650(動画班のインタビューを受ける藤井叡王。ハードスケジュールも問題なしとのこと)

Dsc_5665(伊藤七段は景色を眺めながら答えを考えることが多かった)