先手の端攻めに対し、後手は玉頭から強気な受けで応戦しました。しかし、変化の余地が少ないためか、図の局面まで早いペースで進みました。先手は銀立ち矢倉が無傷なのに対し、後手玉周辺は壊滅的な状況です。先手の攻めが切れる心配もなく、斎藤慎八段が着実に優位を拡大しています。
2025年3月18日 (火)
棋の音
先手、満を持して開戦
後手が戦線拡大
図は13時30分頃の局面。後手は7五の位に目をつけ、5二にいた飛車を7二に回りました。次の狙いは△7四歩▲同歩△同金です。先手はまだ攻撃態勢が整っていないので、▲2六角~▲3七桂を急ぐ展開が予想されます。
昼食休憩明け
昼食休憩時の対局室
昼食休憩
後手の積極策
図は11時20分頃の局面。後手が8二の飛車を5二に転回させたところです。居玉のまま5筋を戦場にするとは大胆な動きです。図で▲5五歩△同銀▲5六歩は△同銀▲同銀△同飛で数が足りないので、先手は左右どちらかの金を6七に上がることが予想されます。玉の堅さ重視なら▲6七金右、中央の厚みを優先させるなら▲6七金左を選択することになります。





第1図は互いに▲8八玉、△2二玉と入城させた直後の局面。実戦はここで▲4五歩と突っかけ、以下△同歩▲4四歩△5二銀▲4八飛△3三桂▲1五歩(第2図)と進みました。
先手は4四に拠点を築き、△5二銀を強要させたのは大きなポイントです。後手玉の守りが薄まりました。先の△3三桂は▲4五桂を防いだ手ですが、今度は▲1五歩が待ってましたの突き出し。第2図から△1五同歩▲3五歩△同歩▲1五香△同香▲3四歩と進めば先手の優位は明らかです。斎藤慎八段がペースを握ったと見て間違いないでしょう。








12時、この局面で斎藤慎八段が1分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲斎藤1時間1分、△糸谷58分。昼食の注文は糸谷八段が「うな重セット、肝吸い」(ふじもと)、斎藤慎八段が「バターチキンカレー」と「キーマカレー」のダブルかけ(rico curry)。対局は12時40分に再開されます。












