2018年4月28日 (土)

△6六歩

時刻は21時を回り、局面は110手目△6六歩まで進みました。一時は金井六段優勢と言われていましたが、高見六段が追い上げを見せ、混戦になっているようです。

控室
(どちらが勝つのか。控室の面々も固唾を飲んで進行を見守っている)

△1九成香

82手目△6二歩から▲8八金△4二馬▲6二成香△2九香成▲1三角成△1九成香まで進みました。
形勢に関しては後手の金井六段が優勢と言われていますが、まだ1時間40分を残す高見六段に対し、金井六段は残り3分しかありません。持ち時間を使いきると1手60秒未満の秒読みになります。

高見六段
(苦しい局面が続く高見六段。流れを引き寄せられるか)

△6二歩

78手目△9七角成から▲6三香成△6六歩▲同金△6二歩と進みました。ここで▲6四歩と打つと△6三歩▲同歩成△6二歩▲6四歩△6三歩……で、千日手の可能性が出てきます。高見六段はどうするか。金井六段は残り5分を切っています。

金井六段

夜景
(外はすでに真っ暗。上空には綺麗な月が輝いている)

△9七角成

67手目▲1二歩から△9九と▲3二銀成△同飛▲1一歩成△2四香▲1八飛△1一銀▲6四歩△同角▲6五香△9七角成と進みました。控室の脇八段は「これは後手も視界が開けてきましたね」と話し、継ぎ盤を動かす深浦九段は「先手が攻め急いだのではないか」と話しています。

深浦九段
(一気に指し手のペースが上がり、深浦九段は少し困惑気味)

▲1二歩

62手目△8八歩から▲7七桂△8九歩成▲6五歩△5三角▲1二歩と進みました。先手の▲1二歩は駒得を目指した手ですが、後手も8筋にと金ができており、 まだ難しい形勢が続いているようです。

▲1二歩までの消費時間は▲高見六段3時間41分、△金井六段4時間4分。すでに金井六段は残り1時間を切っています。

ニコニコ生放送
(ニコニコ生放送では、博多の大盤解説会場とつないでクロストークが行われていた)

△8八歩

18時30分、夕食休憩が終わりました。金井六段の再開の一手は△8八歩です。ここからは終局まで休みなしで指し継がれます。

夕食
(両対局者の夕食、おにぎりとサンドイッチ)

▲2一銀

61手目▲2一銀の局面で18時になり、夕食休憩に入りました。ここまでの▲高見六段3時間21分、△金井六段3時間37分。対局は18時30分から再開されます。

△3三桂

17時19分、▲7二歩の局面で金井六段が51分考え、△3三桂と跳ねました。この手は控室の予想になく「受けの勝負手」との声もあります。先手は銀を引かずに▲6五歩や▲7一歩成が有力視されています。ここまでの消費時間は▲高見六段3時間11分、△金井六段3時間6分。

金井六段

高見六段