夕食休憩直後、▲1五歩に△5四歩が指されました。青野九段は「△1五同歩ではなく、△5四歩は先手に動かされた感じで、後手が苦しいと見ての勝負手」と評しています。▲1五歩の前の指し手は△3三桂でした。豊島竜王・名人の△5四歩は、2筋の壁を解消してから角交換で動く意味ですが、広い先手玉を効果的に追い詰めるのは大変です
△5四歩から9手進んだのが▲5七銀上の局面です。形勢は先手よし。後手の攻めは△7七とから△6七とですが、と金を引いた瞬間に▲6八歩が手堅いです。これで後手は継続手が難しくなります。先手は▲5五金から▲6三銀成、▲1三歩成からカナ駒をもらって▲2三銀で必至級(▲1四角のラインが受けにくい)とあり、永瀬叡王が優勢といえます。



18時、この局面で豊島竜王・名人が19分使って夕食休憩に入りました。消費時間は、▲永瀬3時間35分、△豊島3時間23分。夕食メニューは両者ともに「将棋ミニ会席」。対局は18時30分から再開されます。









図は16時ごろの局面。午前中に始まった戦いは小康状態が続き、手将棋になっています。▲4六角は力をためた手です。△2四銀を防ぎ、後に銀を動かして角筋を通して動く狙いがあります。先手は居玉なので、何がプラスの手になるかを判断するセンスが問われているといえるでしょう。後手は2筋が壁で、駒が自陣に撤退しています。いまは先手の狙いを見極めながら、自陣整備を続けたいところです。







