第42期決勝三番勝負第2局 Feed

2011年10月11日 (火)

後手攻勢

_79図は豊島六段が▲7三桂成と銀を取ったところ。ここでは▲7三馬が本命視されており、以下△同角▲同桂成△5六歩が予想されていました。本譜の▲7三桂成にも△5六歩かと言われていましたが、本譜は△2八角成▲同金△8五桂。

_82後手が攻勢に出ています。先手は△3一玉に対する▲1三角の王手飛車取りを見せながら迫っていくことになります。

100
(検討する平藤真吾六段)

102
(糸谷哲郎五段)

101
(ふたりが検討している継ぎ盤)

(翔)

棋士室に続々と来訪

16時を回り、関西将棋会館の棋士室に続々と棋士・奨励会員が来訪しています。

094
(本局が映るモニターを見ながら意見を交わす糸谷哲郎五段と宮本広志三段。宮本三段は第1期加古川青流戦で決勝に進出している)

098
(村田顕弘四段)

096
(他にも奨励会員が大勢、モニターを見ている)

(翔)

打開

_66佐藤六段はしばらく考え、△6四角。▲7三歩成を受けながら飛車取りに角を打ち、千日手にはしませんでした。後手は△2六歩、△7七桂成、△2八角成とさまざまな狙いが残っています。

022
(対局開始前の佐藤天彦六段)

(翔)

午後の関西将棋会館周辺

089
(夏と冬を行ったり来たり。外には長袖を着た人が多いが、棋士室は人が多いこともあって冷房が入れられている)

091
(大阪市の花はサクラとパンジーが制定されているが、御堂筋のイチョウ並木が有名。関西将棋会館前のなにわ筋にもイチョウが植えられている)

(翔)

千日手の可能性

_64図で▲6六銀と逃げるのは△2六歩と突きだされます。そこで▲7四歩が考えられますが、以下△8二歩▲同馬△7四飛▲8三馬△2四飛▲7四歩…と、千日手になる可能性も指摘されています。

059
(昼食休憩明け、豊島将之六段)

(翔)

局面が動き出す

_5714時半頃、局面が動き出しました。後手が角取りに打った△8二歩に対し、豊島六段はノータイムで▲5六香と飛車取りで返しました。△8二歩に▲7二角成は△7四飛と、打ったばかりの歩を払われるところでした。

030
(対局開始前、佐藤六段)

(翔)

午後の戦い

_51_2図の▲7四歩に対して佐藤六段は40分近く考えていましたが、△同飛と取りました。そこで▲8三角と▲5六角が予想されていました。後者は以下△6五角▲同角△同桂▲8三角△7五飛▲7六歩△7七桂成と激しい順も指摘されていましたが、本譜は▲8三角でした。

_53

085
(再開前の豊島将之六段)

(翔)


対局再開(3)

073
(佐藤天彦六段。大きなかばんを持って戻ってきた)

076

083
(△1四歩と着手)

087
(豊島六段はすぐに▲7四歩。撮影の間に3手進んだ)

_51

(翔)


対局再開(2)

064
(立会人の小阪昇七段)

065
(記録係の冨田誠也初段が「時間になりました」と告げる)

067
(佐藤六段が戻る前に、豊島六段は▲1五同香と指した)

(翔)

対局再開(1)

056
(先に対局室に戻ったのは豊島将之六段)

057

063

(翔)