新人王戦中継ブログ

（本局は最上位の「御上段の間」で行われている）

（局面は55手目▲３五金まで進んでいる）

（本局で使われている駒は児玉龍兒師作、源兵衛清安書）

（昼食休憩までの棋譜）

（控室に届いた畠山鎮七段からの差し入れ。福島県いわき市を代表する銘菓「じゃんがら」）

（夏芽）

12時10分、55手目▲３五金の局面で、大橋三段が22分考えて昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲菅井六段28分、△大橋三段１時間16分。昼食の注文は両者ともにありません。対局再開は13時です。

（夏芽）

（12時頃の控室。脇八段と稲葉七段が中心となり検討が続いている）

（宮本広志四段）

（今泉健司四段）

11時50分、局面は55手目▲３五金まで進みました。菅井六段は８筋を破らせる代わりに、３筋の玉頭から迫っています。このあと12時10分から昼食休憩です。果たしてどこまで進むのでしょうか。

（自玉の堅さを生かし、玉頭から迫る菅井六段）

（夏芽）

11時30分、局面は45手目▲５八歩まで進んでいます。大橋三段が△５六歩～△５二飛と動いたことで、先手は▲５八歩と低い位置で受ける形を余儀なくされました。控室の脇八段は「これは後手の主張が通り、先手が苦しい展開」との見解です。

（大橋三段が機敏な動きでポイントを奪っている）

（夏芽）

対局開始１時間が過ぎ、41手目▲５七金まで進みました。▲４六歩をけん制する大橋三段と、意地でも突こうとする菅井六段。早くも緊張感のある局面を迎えています。ここまでの消費時間は▲菅井六段21分、△大橋三段19分。

（写真右は本局の観戦記を担当する村田智穂女流二段）

（菅井六段の兄弟子の稲葉陽七段も来訪している）

（夏芽）

新人王戦におけるこれまでの両対局者の成績です。

（夏芽）

対局開始20分、両者の指し手が早く、すでに35手まで進んでいます。戦型は菅井六段の中飛車穴熊に対し、大橋三段が二枚銀を中央に繰り出しています。

（控室では早速、検討陣が継ぎ盤を並べ始めました）

（長沼洋七段と日本将棋連盟常務理事・東和男八段）

（本局の立会人である脇謙二八段）

（夏芽）

10時になり対局が始まりました。振り駒の結果、先手は菅井六段です。

◆菅井 竜也（すがい たつや）六段◆

• 1992年４月17日生まれ（23歳）
• 岡山県岡山市出身
• 井上慶太九段門下
• 2004年、６級で奨励会入会
• 2010年、四段（プロ入り）
• 2015年、六段
• 棋士番号は278
• 棋戦優勝は１回（第５回大和証券杯最強戦）

◆大橋 貴洸（おおはし たかひろ）三段◆

• 1992年９月22日生まれ（23歳）
• 和歌山県出身
• 所司和晴七段門下
• 2006年、６級で奨励会入会
• 2008年、初段
• 2010年、三段
• 三段リーグは次点１回（第54回）

（夏芽）

新人王戦決勝三番勝負では、プロ棋士による「Twitter解説」を配信しています。

すでにTwitterアカウントをお持ちの方は、以下の「日本将棋連盟モバイル」公式アカウントをフォローしていただければリアルタイムでご覧になれます。第１局の解説担当は宮田敦史六段です。

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宮田敦史六段＞将棋ファンの皆様、本日はよろしくお願いします。今回の三番勝負は、奨励会の大橋三段が棋戦優勝なるかという点が注目ですかね。と言っても中立な立場でいるつもりですが。戦型は菅井六段の中飛車と予想します。

（夏芽）