感想戦 (勝った里見香奈女流四冠は予選3連勝) (敗れた渡辺弥生女流初段は2勝1敗となった) (感想戦は別室にて。15時5分に終了した) 以上で本局の中継を終了いたします。ご観戦いただきましてありがとうございました。
里見女流四冠の勝利 ▲渡辺-△里見香戦は108手で里見女流四冠の勝利となりました。消費時間は▲渡辺2時間0分、△里見1時間49分(チェスクロック使用)。予選成績は勝った里見女流四冠が3勝0敗、敗れた渡辺女流初段は2勝1敗となりました。
難解な戦い 図は13時40分ごろの局面。棋士室では糸谷哲郎八段と西田拓也四段が口頭で話し、「居飛車党は居飛車を、振り飛車党は振り飛車を持ちたいと言いそうな局面ですね」と述べ合っていました。 (対局開始前、集中する渡辺女流初段)
対局再開 12時40分に対局再開。里見女流四冠はすぐに△4三銀と立ちました。このあと、△6四歩から△5四歩▲同歩△同銀のような順が狙いとなりそうです。 (対局室となるミーティングルームの扉に張られている対局ボード)
昼食休憩 図の局面で昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲渡辺1時間10分、△里見49分(チェスクロック使用)。昼食時の注文は里見女流四冠がイレブンのサービスランチでハンバーグ&エビフライの盛り合わせ(ご飯半分)、渡辺女流初段の注文はありませんでした。対局は12時40分に再開されます。 (昼食休憩時の盤面) (関西将棋会館が工事中のため、騒音対策として対局は3階のミーティングルームで行われている)
銀冠への組み替え 図は11時30分すぎの局面。里見女流四冠は銀冠への組み替えを目指しました。先手陣の玉形は薄く、囲いの堅さに差をつけて勝負する方針のようです。 (朝の里見香女流四冠。駒を並べる段階から集中力や迫力が感じられた)
じっくりとした展開に 図は11時ごろの局面。渡辺女流初段が▲9六歩と端を受けたところです。5六の地点で歩がぶつかっていますがどちらからも歩を取ることはなく、じっくりとした展開となっています。 (朝の渡辺女流初段。9時すぎには対局室に姿を見せていた)