第2期五番勝負第4局 Feed

2020年8月 6日 (木)

Dsc_0724 控室には日本将棋連盟会長の佐藤康光九段が訪れました。すぐに検討に目を通しています。継ぎ盤は深浦九段と西浦会長によって駒が動かされており、深浦九段から複数回「参りました」「お強いです」の声が聞こえました。

2020080682 時刻は15時30分を回りましたが、依然として大きな優劣はついていません。ここ数手がポイントとなるでしょうか。ここで上田女流四段は▲5六金と上がり、中央の厚みをキープ。手の調子はやや先手がよさそうです。

Dsc_0705 (力のこもった戦いになり、上田女流四段も実力が発揮できそうな展開だ)

15時ごろ、千駄ヶ谷駅周辺の様子です。本日は30℃を超える暑さとなっています。

Dsc_0720(千駄ヶ谷駅。東京五輪に向けてリニューアルした)

Dsc_0719 (千駄ヶ谷駅前の通り)

Dsc_0721(東京体育館)

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Dsc_0712_2 (鳩森八幡神社からはセミの大合唱が聞こえる)

千駄ヶ谷駅から東京・将棋会館まで歩くと、もう汗びっしょりでした。

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14時30分の局面です。後手が△7五角と出たところで先手の手番を迎えています。控室の深浦九段と鈴木九段の検討では、ここで先手が何を指すか難しいという見解でした。▲7六歩△8四角▲8六歩△7四銀▲7五桂が一案です。形勢そのものはいい勝負と見られています。

Dsc_0688 (里見香清麗は前傾姿勢で考えていることが多い)

13時20分の控室の様子です。継ぎ盤の前には西浦三郎・ヒューリック株式会社代表取締役会長が加わり、深浦九段と意見を交わします。また、常務理事の鈴木大介九段も姿を見せました。

Dsc_0708 (和やかな雰囲気の控室)

202008066312時になり、この局面で昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲上田2時間3分、△里見香56分。昼食の注文は両者とも「うな重(梅)・ご飯少なめ、肝吸」(ふじもと)です。対局は13時に再開されます。

Dsc_0681(両者ともうな重(梅)・ご飯少なめ、肝吸の注文だった)

午前の控室の様子です。深浦九段が継ぎ盤を使って検討中。あまり会話はなく穏やかに時が流れています。

Dsc_0672 (里見香清麗側から検討する深浦九段)

Dsc_0673 (50手目△5四桂の局面。深浦九段は前期の清麗戦五番勝負でもあったような攻め方と指摘した。調べてみたところ、確かに類似した将棋が指されていた)

【第1期ヒューリック杯清麗戦五番勝負第3局 ▲甲斐智美女流五段-△里見香奈女流五冠(肩書は当時)】

http://live.shogi.or.jp/seirei/kifu/1/seirei201909070101.html