2016年11月20日 (日)

大山名人杯授与

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(終局後、大盤解説会場で伊東香織・倉敷市長から大山名人杯を授与される里見香奈倉敷藤花)

(翔)

里見倉敷藤花が防衛

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第24期大山名人杯倉敷藤花戦第3局は、145手で里見香奈倉敷藤花が勝ちました。終局時刻は15時21分。消費時間は▲里見1時間58分、△室谷2時間0分(チェスクロック使用)。
これで三番勝負は2勝1敗となり、里見倉敷藤花の防衛が決まりました。2年連続7期目の保持となります。

(翔)

受けが難しくなる

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室谷女流二段が懸命のがんばりを見せていますが、駒損が広がって受けが難しくなっていっています。里見倉敷藤花の防衛が近づいています。

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(就位式に出席する伊東香織・倉敷市長も継ぎ盤の横に立っている)

(翔)

千日手模様を回避

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上図から▲8五桂△8一桂▲7三桂成△同桂と進んで千日手になるかと思いましたが、里見倉敷藤花は▲9五歩と打ちました。

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有吉九段は「いい手だねえ」。これで後手玉は寄っていると見られています。

(翔)

強烈な金捨て

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里見倉敷藤花に強烈な一手が出ました。▲9三金は△同桂なら▲7三角成で詰みがあります。

しかし室谷女流二段も△9四歩と最善のがんばりを見せています。決まったわけではないようです。

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(控室に有吉道夫九段が再訪した)

(翔)

室谷女流二段、一分将棋に入る

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上図で室谷女流二段は持ち時間を使いきり、一分将棋に入りました。里見倉敷藤花は28分残しています。

室谷女流二段は△7四歩と打ちましたが、▲同桂で馬の利きが通りました。

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次は▲7七馬があります。

(翔)

入玉を目指す

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里見倉敷藤花が寄せを目指し、室谷女流二段が入玉を目指す展開になっています。継ぎ盤では寄せがあるか検討していますが、はっきりとした手順が見つかっていません。室谷女流二段が粘り強く指しています。

しばらく検討が進み、上図より▲9六歩△同香▲6五馬△同香▲9五銀△9三玉▲7四桂△7三金左▲9四歩△9二玉▲6五飛△7四金▲7五香△6五金▲7二香成△6四角▲5六銀(参考図)で寄っているようだ、とされました。

Sankou01

(翔)

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