2017年11月 7日 (火)

終局直後

Dsc_0142(秒読みの中、激戦を繰り広げた両対局者)

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―― かなりの激戦でしたが、本局を振り返ってください。

里見 さばき合って、まずまずかなと思っていたのですが、そこから自然な指し方がわからなくて。よくなった局面はあったと思うのですが、間違えてしまって。ちょっと残っていたのが、幸いしました。

―― 勝利を収められたことについては。

里見 いいスタートが切れたので、また次も力を出せるように頑張ります。

―― 次は倉敷での公開対局になります。

里見 公開対局は倉敷藤花戦だけですので、いい状態で一生懸命指したいと思います。

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―― 対局を振り返っていただいけますか。

伊藤 最初はよくわからなかったのですが、途中はよくなった局面はあったと思います。そこから決め切れなかったのが残念です。具体的な手がわからなかったので、何かあったのではないかと。

―― 第2局、巻き返しに向けての抱負を。

伊藤 倉敷藤花戦は初めてです。倉敷にいくのも公開対局も、初の体験になるので、楽しみと緊張というか。いい方向に持っていければいいかなと。

(吟)

里見倉敷藤花が先勝

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第25期大山名人杯倉敷藤花戦三番勝負第1局は、170手まで里見倉敷藤花が勝ちました。投了図で▲1六同玉は△1五歩、▲1六同馬は△3八角成で一手一手の寄りです。終局時刻は16時5分。消費時間は両者2時間。第2局は11月26日(日)、岡山県倉敷市「倉敷市芸文館」で行われます。
(文)

後手勝勢

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図の△4四金が華麗なる捨て駒で、後手が勝勢になった。▲同馬は△6五竜から先手玉を下段に落とせる。

■Twitter解説■
大平武洋六段>決め手になりそうな一撃。先手玉を押し返せば後手は勝ちが見えてきます。(後手有利)

(吟)

脱出だ

153

図の▲5三桂成を見て、中川八段は「脱出だ」と話す。伊藤女流二段は入玉がうまい。敵陣に入り込むことができるか。手数は150手を超えた熱戦だ。

(吟)

優劣不明

130

「秒読みで、優劣不明の熱戦だね」と中川八段。

Dsc_0060(激戦を繰り広げる両対局者。勝って倉敷にいくのはどちらか)

(吟)

激戦に

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図は△6七歩成とした局面。次は△5七とや△5八とで、△6四竜と馬を抜く手を狙っている。ここにきて、「激戦」、「混戦」という単語が聞こえてくる。伊藤女流二段は60秒未満での着手になっている。

■Twitter解説■
大平武洋六段>△6七歩成で後手にも楽しみが出てきました。(互角)

Dsc_0117(苦しいと思われていた将棋を里見倉敷藤花はひっくり返すことができるか)

(吟)

伊藤女流二段優勢

83

図は▲3七同桂と伊藤女流二段が歩を取った局面。中川八段は「先手玉が堅いですね。あとは先手の馬が大きいです。先手が70:30で優勢でしょう」と話す。

Dsc_0102(今年度22勝6敗(0.786)と高勝率の伊藤女流二段。対局数、勝数、勝率、連勝のすべての部門でランキング1位。このまま先勝できるかどうか)

(吟)

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