2017年11月26日 (日)

里見倉敷藤花が連勝、タイトル防衛

Kurashikitouka201711260101_121

三番勝負第2局は121手で里見倉敷藤花の勝ちとなりました。終局時刻は15時27分。消費時間は▲里見2時間0分、△伊藤2時間0分(チェスクロック使用)。里見倉敷藤花が対戦成績を2勝0敗としてタイトルを防衛、3期連続8期目の戴冠を決めました。

(飛龍)

里見倉敷藤花がリード

Photo_15

その後、里見倉敷藤花が駒損を回復し、着実にリードを広げているようです。85手目▲5五歩の局面で残り時間は▲里見倉敷藤花11分、△伊藤女流二段10分と少なくなってきました。

Img_1177

(夏芽)

佐藤会長が大盤解説会場へ

大盤解説会場は、菅井王位と頼本女流1級に代わり、佐藤康光日本将棋連盟会長と立会人の山田久美女流四段が解説役を引き継いでいます。

Img_1238

Img_1236
(佐藤康光会長は「これはまだまだ、長い勝負になると思います」とコメント)

Img_1232
(聞き手は本局の立会人である山田久美女流四段が担当している)

(夏芽)

玉頭攻め

Photo_9

大盤解説会では菅井王位が、里見倉敷藤花が指した第1図の▲8五歩に驚きの反応を示していました。以下△同歩と応じて▲8四歩△同銀▲3二歩成△同金▲5一角△7三銀(変化図)の展開は後手十分と言われていましたが、実戦は伊藤女流二段が▲8五歩に△5一金と寄り、▲8四歩△同銀▲8五歩△7三銀▲3二歩成(第2図)まで進みました。この進行に控室の有森七段は「先手が大きく得をした」という見解を示しています。

Photo_13

2_4

Photo_11
(伊藤女流二段はどのタイミングで反撃に回るのか)

(夏芽)

現地大盤解説会

13時30分から、芸文館アイシアターでは菅井竜也王位と頼本奈菜女流1級による大盤解説会が始まりました。

Img_1196

Img_1200
(解説を務める菅井竜也王位)

Img_1217
(聞き手を務める頼本奈菜女流1級)

Img_1224_2
(会場は開始わずかでほぼ満席状態。立ち見で観戦するファンが出始めている)

(夏芽)

桂得

Photo_7

昼食休憩の局面から▲6八角△3七歩成▲同桂△同角成▲4六角△同馬▲同歩と進みました。現局面の駒割りは先手の桂損。しかし「後手は1、2筋の駒がさばけずに残っているのが先手の主張」と控室の有森七段は話しており、難しい形勢が続いているようです。

Img_1169
(里見倉敷藤花は桂損で後手の攻めを甘受した)

(夏芽)

公開対局

12時45分から公開対局を行う「芸文館ホール」が開場しました。

1_2
(12時45分から開会式が行われた)

2_2

3_3

4_3
(記録係の神内初段が昼食休憩までの棋譜を読み上げる)

5_3
(読み上げに合わせて、盤上に指し手を再現する)

6_2
(対局は13時7分に再開した)

(夏芽)

カテゴリ