里見香奈倉敷藤花への挑戦を目指す、大山名人杯第31期倉敷藤花戦挑戦者決定戦▲加藤結李愛女流初段-△西山朋佳女流三冠戦は、13時55分に104手で西山女流三冠の勝ちとなりました。▲加藤結2時間0分、△西山1時間5分。勝った西山女流三冠は前期に続いての挑戦権を獲得しました。(銀杏)
図は78手目△5八歩成の局面。「マムシのと金」といわれますが、と金の大群が先手玉に押し寄せており、しのぎ切るのは大変な形です。位取りは厚みがある半面、上ずった形を下から突かれると弱いところがあります。現局面も四段目の銀が後手の攻めに対応しきれていないのが先手の泣きどころです。駒損でも先に囲いを切り崩している後手が優勢とみられています。(銀杏)
(厳しい攻めを繰り出す西山女流三冠)
図は61手目▲2六銀の局面。飛車角取りがかかって先手よしに見えますが、西山女流三冠は△4五飛の切り返しを用意していました。▲同銀なら△4七角成から△3九角と飛車を攻める狙いがあります。実戦は▲2六銀△4五飛に▲4六歩△同飛▲2五銀△4九飛成。加藤結女流初段は△4六同飛と飛車をずらしてから▲2五銀と角を取りましたが、西山女流三冠も先手陣深くに竜を作ることができました。銀得の加藤結女流初段は西山女流三冠の攻めを緩和しながら反撃したいところです。(銀杏)
(熟考する加藤結女流初段)
(二人とも12時20分ごろに対局室に戻っていた)
(加藤結女流初段)
(中盤戦で昼食休憩に入り、緊迫した局面を迎えている)
(対局再開からさらに2分ほど考えて△3五銀と打った)
(銀杏)
(昼食休憩時の特別対局室)
(昼食休憩時の盤面)
(本局で使用されている駒は香月師作の菱湖書)
(将棋会館近くの鳩森八幡神社の将棋堂には、香月師作による大きな王将の駒が奉納されている)(銀杏)
図の57手目▲4六角の局面で西山女流三冠が9分使って昼食休憩に入りました。消費時間▲加藤1時間20分、△西山38分。対局は12時40分再開です。加藤結女流初段の残り時間は早くも40分程度。昼食の注文は、西山女流三冠が「豚しゃぶ(梅しそ)弁当」。加藤結女流初段の注文はなく、座席の用意だけ頼みました。(銀杏)
(「豚しゃぶ(梅しそ)弁当」)
上の図は37手目▲7五歩の局面。加藤結女流初段は6筋と7筋の位を取って伸び伸びとした陣形に組みました。▲7四歩△同歩▲8六桂など上から美濃囲いを攻める手が楽しみです。下図は△3四角に▲5六銀として△6六銀に備えた局面。位取りといい、加藤結女流初段に手厚い指し手が目立ちます。(銀杏)
(手厚い陣形に組んだ加藤結女流初段)