2021年11月20日 (土)

大盤解説会・動画中継情報(再掲)

20日に行われる第2局の大盤解説会の参加は事前申し込み制で、既に締め切られています。

第2局で加藤桃子清麗が勝って1勝1敗になった場合は翌21日に第3局が指され、大盤解説会も開催されます。第3局の大盤解説会が行われる場合は当日受付です。

【第2局大盤解説会】(当日受付はありません
2021年11月20日(土)12時45分~ 「倉敷市芸文館ホール」

【第3局大盤解説会】(1勝1敗になった場合のみ開催。当日受付
2021年11月21日(日)12時45分~ 「倉敷市芸文館ホール」

解説は菅井竜也八段、聞き手は長谷川優貴女流二段です。

★動画配信のお知らせ★

第2局・第3局の模様は下記の動画配信をご覧いただけます。

第29期大山名人杯倉敷藤花戦映像中継(YouTube倉敷市動画チャンネル)

(翔)

本日、第29期三番勝負第2局

おはようございます。里見香奈倉敷藤花に加藤桃子清麗が挑戦する第29期大山名人杯倉敷藤花戦三番勝負第2局は、2021年11月20日(土)10時から岡山県倉敷市「倉敷市芸文館」で行われます。里見倉敷藤花が勝てば7連覇、12期目の倉敷藤花獲得です。加藤清麗が勝った場合は明日21日に第3局が行われます。

第2局の先手は里見倉敷藤花です。持ち時間は各2時間(チェスクロック使用、使いきると1手60秒未満の秒読み)。昼食休憩は12時~13時です。

立会人は清水市代女流七段、記録係は村田智穂女流二段、大盤解説は菅井竜也八段、聞き手は長谷川優貴女流二段が務めます。

棋譜中継ページ

秋の風物詩 第29期大山名人杯倉敷藤花戦三番勝負展望(日本将棋連盟)

藤花戦第2局前に健闘誓い合う 倉敷で歓迎会(山陽新聞)

【本日のスケジュール】
10:00 対局開始
11:00 おやつ
12:00 昼食休憩
12:45 大盤解説会開始
13:00 対局再開
?:? 終局

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(歓迎会が行われた倉敷国際ホテルのロビーにて)

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(アルパカのぬいぐるみは、カウボーイと振り袖を着ている)

(翔)

2021年11月19日 (金)

歓迎会(5)

本日のブログ更新は以上です。明日の第2局もお楽しみに!

093

(今年10月にプロ入りした狩山幹生四段。倉敷市出身者としては大山康晴十五世名人以来のプロ棋士。こどもの頃は大山名人記念館の将棋教室に通っていた)

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(19時頃の美観地区。ちょうど部分月食が見られる時間帯で、月の上半分が欠けていた)

(翔)

歓迎会(4)

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(対局者が退場したあと、出演棋士が明日の見どころを語る)

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(菅井竜也八段)

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(長谷川優貴女流二段)

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(清水市代女流七段)

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(村田智穂女流二段)

清水 最近はごあいさつで壇上に立つことはあるのですが、見どころなどでは立ったことがないので、ちょっと緊張しますね。

菅井 自分も約1年ぶりになります。

清水 私事で恐縮なのですが、自称倉敷市民としてひと言申し上げたいことがあって……皆さん、ただいま! それと大変うれしいことに、倉敷市出身の棋士が誕生したということで、狩山さん、おめでとう! これから益々ご活躍を期待しております。

村田 明日の見どころはどうですか?

菅井 加藤さんは少し前まで里見さんに14連敗だったんですよね。その相性が悪い中で、いきなり3勝2敗で清麗を取って盛り返したので、勢いで言うと加藤さんかなと思っています。

村田 戦型にも注目したいのですが、おふたりの対戦はゴキゲン中飛車がすごく多くて、里見倉敷藤花はいろんな振り飛車を指しこなすイメージがあるのですが?

清水 里見倉敷藤花の初手は▲5六歩?

菅井 中飛車ですよね。「中飛車で勝ちたい」という里見さんの意地を感じます。

清水 最近はよくタイトル戦でご一緒させていただくのですが、とにかく序盤の進行が速い傾向がありますが?

菅井 本当に今は午前中に終盤戦を迎えたりすることもありますので、対局開始から目が離せないですね。ただ、心配なのが大盤解説会が昼からなので、終わりが近い局面で始まったら嫌だなと。

清水 長谷川さんは、おふたりの印象は?

長谷川 私は第1局の記録係を務めまして、先ほど清水先生がおっしゃったように、加藤さんは闘志あふれる指し回し、里見さんのずっと冷静な指し回しだったので、その辺にも注目していただければと思います。

清水 こういう場では戦型予想とか聞くんですよね?

菅井 戦型予想は中飛車で決まりです。里見さんが先手なので初手▲5六歩と真ん中の歩を突くと思います。研究会でもずっとそれですし。

清水 そういうのって作戦を決め打ちされやすいと思うのですが?

菅井 いくら負けても中飛車がいちばんいい戦法だと信じてやっていると思います。

清水 そうしますと加藤挑戦者の作戦が注目なのですが?

菅井 自分は振り飛車しかしないので、居飛車党の気持ちがなかなか分からなくて。

村田 加藤清麗はよく穴熊をされていたり、最近だと美濃囲いをされていたり、いろいろな作戦をやられているイメージですが。

清水 持ち時間によってもだいぶ違うと思いますね。倉敷藤花戦は各2時間(チェスクロック使用)なので、より玉が堅い作戦を選ぶのでしょうか。

菅井 アマチュア大会で2時間だとすごく長く感じると思いますが、意外とあっという間になくなるみたいですね。倉敷藤花戦はそういう時間切迫による逆転が多いので、最後まで本当に分からないと思います。

村田 どういった戦型を選ばれるのか。ほぼ中飛車?

菅井 絶対、絶対、絶対。外したら岡山市から倉敷市に移ります。まあ、それぐらいの気持ちで、ということでね。

(書き起こし=夏芽、写真=翔)

歓迎会(3)

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(里見香奈倉敷藤花の挨拶)

「昨年は歓迎会が開催されなかったので、またここに対局者として皆さんと顔を合わせることができて、本当に幸せに感じております。明日は、今持っている力をすべて出しきれるように、盤上に集中して頑張りたいと思っております。大変な世の中ではございますが、こうして倉敷藤花戦を開催していただきまして、関係者の皆さま、ファンの皆さまに心より感謝を申し上げます」

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(加藤桃子清麗の挨拶)

「私自身、倉敷市に参りますのは2005年の全国小学生倉敷王将戦に出場して以来で、すごく久しぶりです。そのときは倉敷チボリ公園(2008年末に閉園したテーマパーク)に遊びにいったり、大山名人記念館にお邪魔したりと、たくさん楽しませてもらいました。今回、また倉敷を歩くことができて嬉しかったですし、何より対局者として、この場にいることに喜びを感じています。倉敷藤花戦は決断力が大切な棋戦と捉えております。明日は自分を力を目いっぱい盤上に表現できたらと思っております」

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(大山名人杯を挟んで記念撮影)

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(今回は歓談の時間は設けられず、代わりに対局者が各テーブルを回って記念撮影を行った。テーブルごとに撮影時のみマスクを外している)

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(礼をして退場する里見倉敷藤花と加藤清麗)

(翔)

歓迎会(2)

花束贈呈は松田正己社長と伊東香織市長から。例年は大山名人記念館の将棋教室の生徒からの贈呈でしたが、昨年4月以降、教室は休止されています。記念館関係者に話を伺うと「来年は再開できれば」とのことでした。

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(花束贈呈)

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(伊東香織市長から里見香奈倉敷藤花へ)

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(松田正己社長から加藤桃子清麗へ)

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(記念撮影)

(翔)

歓迎会(1)

18時より倉敷国際ホテルで歓迎会が開催されました。食事の提供はなく、着席でワンドリンクの提供があります。一般参加者は事前申し込みで、抽選で選ばれた20人が参加しました。

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(歓迎会の様子)

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(主催者挨拶:伊東香織・倉敷市長)

「我が倉敷市は、大山康晴十五世名人の誕生の地、将棋のまちであり、倉敷藤花戦、全国小学生倉敷王将戦、青空将棋道場を始めとする、さまざまな将棋の文化を振興いたしております。地元・大山名人記念館将棋教室からは菅井竜也八段が、そして10月1日には大山先生以来の、倉敷市民として狩山幹生四段がプロ棋士になり、市民あげて大変喜んでいるところであります。倉敷藤花戦は、市の花である藤をその名に冠し、私どもが女流タイトル戦として、もっとも力を入れているところでございます。第2局は明日、今をときめくおふたりの対局が、火花を散らした素晴らしい対局になることを心からご祈念申し上げたいと思います」

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(主催者挨拶:松田正己・山陽新聞社代表取締役社長)

「倉敷藤花戦は、大山十五世名人のご功績を称えて、顕彰する形で1993年(平成5年)に創設されました。当時の女流タイトル戦は女流名人、女流王位、女流王将と3つしかなく、この倉敷藤花で4大タイトルになったわけですが、いまや女流のタイトルは倍の8つに増えており、大変な隆盛であることは清水市代クイーン倉敷藤花、里見香奈クイーン倉敷藤花を始め、本当に皆さんのご努力の賜物であります。その8大タイトルの4つを持つ里見香奈倉敷藤花は今の女流将棋界の第一人者でいらっしゃり、挑戦者の加藤桃子清麗は、一昨日、里見倉敷藤花からタイトルを奪取された実力者でございます。倉敷は通常あれば公開対局になりますが、今回はコロナ対策で控えまして、大盤解説会は定員を減らして実施することになっております。明日は、みなさんが期待していると思いますので大熱戦をやっていただき、注目する我々に力を与えてください」

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(主催者挨拶:清水市代・公益社団法人日本将棋連盟常務理事)

「今回の倉敷藤花戦三番勝負は人気、人柄、実力、すべてを兼ね備えて、なお自分に厳しく進化し続ける絶対王者の里見倉敷藤花に、小さい頃から本当に礼儀正しく、朗らかで、謙虚な加藤桃子挑戦者がどのような作戦を立てて臨むのか。加藤清麗は普段から可愛らしいのですが、盤に向かうと闘志を全面に出し、研究の深さ、深い読みで勝利を積み重ねた結果が、一昨日の初の清麗位獲得、大きな成果につながっております。このお二方の番勝負ですので、熱戦にならないはずがありません。どのような名勝負が生まれるか、明日は序盤から、初手からゆっくりご覧になってご堪能いただければと思います。よろしくお願い申し上げます」

(書き起こし=夏芽、写真=翔)

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