第29期大山名人杯倉敷藤花戦三番勝負第3局は、110手で里見倉敷藤花が勝ちました。終局時刻は14時59分。消費時間は▲加藤清麗2時間0分、△里見倉敷藤花1時間53分(チェスクロック使用)。
この結果、三番勝負は里見倉敷藤花が2勝1敗でタイトルを防衛しました。
(夏芽)
図は△5五銀と、5四から出たところです。馬の利きで竜取りになっています。
図で△6三同金に▲6一馬と取れますが、△7八竜から詰むと言われています。里見倉敷藤花の防衛が近づいています。
(翔)
倉敷市は「日本遺産のまち」とも謳っていて、「一輪の綿花から始まる倉敷物語~和と洋が織りなす繊維のまち~」「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」「『桃太郎伝説』の生まれたまち おかやま~古代吉備の遺産が誘う鬼退治の物語~」の3つのストーリーが文化庁によって日本遺産に指定されています。
繊維事業は江戸時代に綿花生産が始まり、戦後になって学生服生産、ジーンズの聖地へと発展していきました。
畳縁の生産も盛んで、その技術を応用したグッズも多く生まれています。
(真田紐は、関ヶ原の戦いのあと九度山に蟄居していた真田昌幸・信繁親子が生計を立てるために作っていたと言われる紐。強度があり、重量のあるものを結ぶのに適している)
(畳縁を使って作られた祝儀袋)
(倉敷市がPR用に制作したマスキングテープ。非売品。マスキングテープは倉敷が発祥の地)
(有森七段の差し入れの大手まんぢゅう。こちらは岡山市の銘菓)
(翔)