2022年11月25日 (金)

歓迎会(5)

309

(棋士紹介)

323

(日本将棋連盟常務理事の清水市代女流七段と、立会人の斎田晴子女流五段。ふたりは第3期、第14期、第15期の三番勝負でタイトルを争った)

清水市代女流七段「先ほど、言い忘れていました。倉敷の皆様、ただいま!」

斎田晴子女流五段「今回は立会人という素晴らしい役目をいただいて、明日の対局が楽しみです。おふたりは今年度ここまで4棋戦のタイトル戦を戦われていて、おふたりとも1防衛、1奪取ですので、5棋戦目の今回、どちらが勝つのかご注目ください」

336

(記録係の佐々木海法女流1級と、大盤解説の大橋貴洸六段)

大橋貴洸六段「毎年菅井竜也八段が担当されている大盤解説なので荷が重いですが、精一杯務めます。里見倉敷藤花の先手ですので、初手▲5六歩ですよね。おふたりの将棋は独特の持ち味を出されていますよね。里見倉敷藤花は振り飛車党ですが居飛車感覚の将棋で、西山挑戦者は王道の振り飛車という印象です」

佐々木海法女流1級「タイトル戦の記録係は初めてです。(緊張でことばが詰まり、大橋六段から「がんばります、で」と助け船)あ、がんばります」

346

(大盤解説聞き手の石本さくら女流二段)

石本さくら女流二段「倉敷は何度もお仕事で来させていただいております。以前、青空将棋道場のお仕事のあとにほかの女流棋士と美観地区を観光していたら伊東市長とばったりお会いして、市長直々にご案内していただきまして、ありがとうございました。倉敷は本当に温かい人が多い町だと思います」

363

(閉会のことば:岡荘一郎・倉敷市文化振興財団理事長)

「今回は3年ぶりの公開対局をやろうと準備してまいりました。本来でしたら歓迎会のあとに懇親会という流れですが、『第8波』の恐れもあるということで懇親会はとりやめとさせていただきました。今期のトーナメント表を見ると、67人が参加しているんですね。こんなに大勢が参加しているのかと驚きました。明日は伯仲したおふたりの戦いが楽しみです。今年は30期の節目ということで山陽新聞が特集を組んでくださいまして、私も話をさせていただきました。そのときに『里見倉敷藤花が初めて倉敷藤花戦に出たときのことを覚えていらっしゃいますか』と聞かれました。もちろん十数年前のことですからうろ覚えではあるのですが、ひとつ驚いたことがありました。当時、今回のような歓迎会の会場に行ったところ、山陰関係の報道の方が何人も来られていて『何かあったんですか』と聞きましたら、出雲に住む高校生がタイトル挑戦ということで取材に来られていたのですね。大勢の方が来られていたことを覚えています」

(翔)

歓迎会(4)

236

(里見香奈倉敷藤花)

「今回、歓迎会や久々の公開対局を開催していただけること感謝しております。明日は自分の力を精一杯出し切れるようにがんばります。今日、明日とお世話になります。よろしくお願いいたします」

249

(西山朋佳女王・女流王将)

「本日はお忙しい中お集まりいただきまして、ありがとうございます。私自身、倉敷に来るのは小学生のときの小学生全国倉敷王将戦以来です。明日は女流棋士になって以来初めての公開対局で緊張する部分もありますが、自分らしいところを出して指せればと思います」

273

(記念撮影。このあとふたりは退場した)

(翔)

歓迎会(3)

188

(花束贈呈)

194

(将棋教室に通っている小学生の女の子ふたりから贈呈された)

220

(記念撮影)

(翔)

歓迎会(2)

143

(主催者挨拶:伊東香織・倉敷市長)

「将棋を愛する皆様にお集まりいただきまして、おかげさまで第30期を迎えました。倉敷市出身の大山康晴十五世名人が将棋の振興に務められ、いまの倉敷市の将棋のまちができました。今年は大山先生没後30年の節目でもあります。本年は第80期名人戦も誘致いたしました。夏には小学生倉敷王将戦を、そして秋には倉敷藤花戦を開催しております。また来年は大山先生の生誕100年となります。倉敷はこれからも将棋のまちとしてがんばってまいります」

155

(主催者挨拶:松田正己・山陽新聞社代表取締役社長)

「大山康晴十五世名人の功績をたたえて作られたタイトル戦が第30期を迎えられたのも、関係者の皆様、将棋ファンの皆様の支えがあってこそでございます。今回もお越しいただいている清水市代常務理事には、デニムの和服をお召しになられているとのことです。私もデニムのスーツを持っているので、着てくればよかったと思っているところです。今回は里見倉敷藤花、西山挑戦者によるタイトル戦です。里見倉敷藤花は高校生のときにタイトルを取られて、今回は8連覇がかかっています。西山挑戦者は女王を5期獲得されて永世女王となられ、女流王将との二冠で、女流棋界の頂上決戦となりました。第1局は関西将棋会館で行われて里見倉敷藤花が勝たれました。明日の第2局は3年ぶりに公開対局が行われます。本当に楽しみです。毎年言っていますが、両方に勝っていただきたいです」

163

(主催者挨拶:清水市代・公益社団法人日本将棋連盟常務理事)

「第30期を迎えるということで、デニムの和服をまとわせていただきました。倉敷は心のふるさとで、身も心も倉敷一色で参りました。今年の5月にもここ倉敷に里帰りいたしました折に、美観地区で女流棋士による多面指しイベントが行われておりました。そうしましたら伊東市長に『市代さん、見に行きましょう』と言っていただいて行きましたら、大変驚きました。何に驚いたかと申しますと、会場に行くと、多くの方が熱心に対局の様子を見守っておられて、人だかりができていたんですね。ところが伊東市長が現れた瞬間に皆さんがカメラを伊藤市長に向けまして、『市長さん』『香織ちゃん』と呼ばれて、遠くからも声をかけられていらっしゃいました。アイドルのような人気ぶりを改めて実感できて、市民に愛されているのだと思いました。私も伊東市長を見習いながら理事職を務めてまいりたいと思いますので、ご指導よろしくお願いいたします。倉敷市文化振興財団の皆様には、いつも対局者にお気遣いをいただき、気持ちよく対局に向かえるようにご配慮いただいております。山陽新聞社様には今年の夏に里見倉敷藤花が大きな挑戦(注:棋士編入試験のこと)をしたときにも応援も込めて大きく取り上げていただき、また西山挑戦者が挑戦を決めたときにも大きく取り上げていただきました。また第30期の節目に大きく紙面を割いていただいて特集記事を組んでいただいたとのこと、ありがとうございます。持ち時間2時間、また公開対局は独特の雰囲気があります。皆様、明日は初手から注目していただいて、ご覧いただければと思います」

(翔)

歓迎会(1)

18時から、倉敷国際ホテルで歓迎会が行われました。関係者のほか、抽選で選ばれた一般の20人も参加しました。

106

(会場)

107

(展示された大山名人杯。今年手にするのは、里見香奈倉敷藤花か、西山朋佳女王・女流王将か)

125

(対局者が入場)

(翔)

第2局公開対局のお知らせ

第2局は午後から対局を公開します。申し込み不要です。

【第2局公開対局】
11月26日(土)岡山県倉敷市「芸文館」ホール
事前申し込み不要、無料
開場 11:45
開演 12:45(対局再開は13:00の予定)
終局まで対局を公開します。

第2局の大盤解説会は事前申し込み制で、既に締め切られています。

【第2局大盤解説会】(当日受付はありません)
11月26日(土)岡山県倉敷市「芸文館」アイシアター
開場 12:30
開演 13:30
料金 500円
解説 大橋貴洸六段
聞き手 石本さくら女流二段

いずれも、新型コロナウイルス感染予防のため、ご来場の際には以下の点にご協力ください。
(1)会場内では必ずマスクを着用
(2)咳エチケット、手洗い・手指の消毒の徹底
(3)人と人との距離(ソーシャルディスタンス)の確保
(4)疑似症状がある場合は来場を控えてください(咳、発熱、呼吸困難、味覚障害など)

第2局で西山朋佳女王・女流王将が勝って1勝1敗となった場合、第3局の大盤解説会は当日受付となります。

【第3局大盤解説会】(1勝1敗の場合のみ開催。当日受付)
11月27日(日)13時開演 岡山県倉敷市「芸文館」ホール ※第2局と会場が異なります。
料金 500円
解説 大橋貴洸六段
聞き手 石本さくら女流二段

最新情報はアルスくらしき公演・イベント情報にてご確認ください。

(翔)

検分(2)

続いて、公開対局会場となるホールでの検分が行われました。

052

(芸文館ホール)

060

(里見香奈倉敷藤花)

070

(西山朋佳女王・女流王将)

078

(ここでも記録机の距離などを確認した。照明は両者の希望にそって調整可能だが、初めの明るさで了承された)

080

(検分では仮の盤駒が用意されたが、対局当日は藤花荘から昼食休憩の間に盤駒が運ばれる)

(翔)

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