2025年11月 5日 (水)

将棋世界

控室に将棋世界の最新号である2025年12月号が届きました。倉敷藤花戦の記事も掲載されています。

Dsc_1250(12月号の表紙は藤井聡太竜王・名人)

Dsc_1238(伊藤女流四段が挑戦権を得た記事。後のページに対局の解説のページも)

(銀杏)

大長考の一手

20251105_56図は56手目△6五桂まで。伊藤女流四段は昼食休憩を挟む44分の長考で△6五桂と跳ねました。2時間のうちの44分は、持ち時間の約37%を1手につぎ込んだことになります。そして、▲2一馬に△5六歩と垂らす攻めに本局の命運をかけました。終盤戦が近づいています。(銀杏)

Dsc_1562001(午後に入って、本田小百合女流四段、加藤圭女流二段、和田はな女流1級が控室を訪れた)

Dsc_1569

対局再開

Dsc_1549(伊藤女流四段は昼食休憩に入ったあとも12時20分ごろまで考え続けていた。対局再開後も考え続ける)

Dsc_1526(両者は今回の倉敷藤花戦で11回目のタイトル戦となる。倉敷藤花戦では4回目となる)

Dsc_1510(対局再開前、両対局者に飲み物が出された。福間倉敷藤花は「アイスロイヤルミルクティー」のLサイズ)

Dsc_1509(伊藤女流四段には「カフェラテ」のMサイズが出された)

(銀杏)

昼食休憩時の対局室

Dsc_1461(昼食休憩時の対局室)

Dsc_1467(昼食休憩時の盤面)

Dsc_1477001(本局で使用されている駒は大竹竹風師の菱湖書)

Dsc_1503(書体が菱湖の駒は玉将に特徴がある)

(銀杏)

対局者の昼食

対局者の昼食の注文は、福間倉敷藤花が「肉豆腐キムチ弁当(ご飯少なめ)」(鳩やぐら)。伊藤女流四段は「オムライス(少なめ)」(千駄ヶ谷厨房)、「クラシックプリン」(棋の音カフェ)でした。(銀杏)

Dsc_1458001(福間倉敷藤花の昼食)

Dsc_1449002(伊藤女流四段の昼食)

昼食休憩

20251105_55図の55手目▲4八歩の局面で伊藤女流四段が20分使ったところで12時となり、昼食休憩に入りました。12時時点での消費時間は▲福間1時間3分、△伊藤55分。対局は13時再開です。(銀杏)

戦い始まる

20251105_28

図は28手目△6四歩の局面。福間倉敷藤花は後手向かい飛車に対して、得意の中飛車から玉を左に囲う作戦に出ました。ここから▲2六歩△7四歩▲2八飛!としたのが趣向ですが、飛車の動きで2手損なので、どのような真意があるのか意図が難しいです。以下、下の図から▲1五歩△5四歩▲1四歩△5二飛▲1三歩成△5五歩と、先手は1筋、後手は5筋を攻める将棋になりました。(銀杏)

20251105_38

Dsc_1337(福間倉敷藤花は昨日に棋士編入試験を受験するリリースが出たばかり。編入試験は来年1月に始まる
https://www.shogi.or.jp/news/2025/11/post_2575.html )

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