先手勝勢
15時10分頃の局面。両者とも1分将棋に入っています。
手のなくなった後手は8筋~9筋を絡めて必死の手作りを目指しますが、その間に先手の金がスルスルと前進して、いよいよ後手陣を攻め潰す態勢が整いました。控室は先手勝勢で見解が一致しています。
(八雲)
15時10分頃の局面。両者とも1分将棋に入っています。
手のなくなった後手は8筋~9筋を絡めて必死の手作りを目指しますが、その間に先手の金がスルスルと前進して、いよいよ後手陣を攻め潰す態勢が整いました。控室は先手勝勢で見解が一致しています。
(八雲)
図は13時45分頃の局面。消費時間は▲山田1時間18分、△貞升1時間38分。
控室では「先手の模様が良い」と見られています。このまま駒組みが続くと、先手は▲3六歩~▲3七桂で4五歩が安定し、さらに銀冠に組み替える発展力があります。そこまで組みあがれば先手が態勢勝ちを望めるようです。
したがって、後手はどこかで仕掛けを決断する必要があります。仕掛け方の例としては、△4四歩や、図の2手前の局面(先手の飛車が5六にいる)では△6二銀~△7三桂~△6五桂(▲同銀なら△6四歩の狙い)なども予想されていました。
いま指された△6二飛は6筋に歩を合わせる狙いもありますが、仕掛けのタイミングを計った意味合いが強いようです。いずれにしろ、本格的な戦いはすぐそこまで迫っています。
(八雲)