2015年11月23日 (月)

玉頭のもみ合い

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図は118手目△2五金まで。先手玉が2六に出てきたため、玉頭の厚みが大事です。
▲4五銀左と玉の近くに駒を集めたところで里見女流三冠は手番を生かして△2五金と王手。守りをはがして、厚みを消していきます。実戦は▲2五同銀△同歩▲3五玉△3四歩▲3六玉。後手玉が手順に安全になりました。
(銀杏)

15時30分の控室

局面は最終盤。関係者が進行を見守っています。

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20151123_hikaesitu6 (倉敷市の中継班)
(銀杏)

攻防の角打ち

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図は97手目▲5三との局面。甲斐倉敷藤花は角をきり、飛車を捨てて激しく攻めました。
「先手はよさそうだったので、▲5一角(89手目)と打たずに指すのが有力だったのではと思います」と谷川九段。そして、図では△3四角が攻防になると話します。
菅井竜也七段も「△3四角と打たれると先手陣も嫌な形になりますね」という見解。
二人が話している間に、里見女流三冠は△3四角と打ちました。▲4三とを受けながら△1六桂を厳しくして攻防手です。形勢は揺れ動いています。
(銀杏)

両者一分将棋

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図は85手目▲7六飛の局面。先手が盛り返して逆転模様のようです。里見女流三冠の60手目△1二歩からの動きが疑問視されています。
図の▲7六飛と4六から転じた局面で双方一分将棋に入りました。▲7六飛は堅さを生かした攻め。△6五桂なら▲7一飛成と成り込めます。実戦は△7五歩▲3五角△同歩▲5一角と甲斐倉敷藤花が激しく攻めました。
(銀杏)

大山名人記念館2

大山名人記念館には、さまざまなものが展示されています。20151123_ooyama7

20151123_ooyama8 (トレードマークにもなった大山十五世名人の眼鏡)20151123_ooyama5 (箱に関根金次郎十三世名人の揮毫が入った盤)20151123_ooyama4

20151123_ooyama10 (大山十五世名人の扇子と有吉九段の扇子、駒などが販売されている)20151123_ooyama9 (対局するブースもあり、子ども教室が開かれていることも)
(銀杏)

芸文館・大山名人記念館

20151123_geibunkan1 (対局が行われている芸文館。右に見えるのは大山名人記念館)20151123_ooyama3 (大山名人記念館)20151123_ooyama1

20151123_ooyama2 (記念館の入り口に大山康晴十五世名人の胸像が設置されている)20151123_kimi1 (木見金治郎九段の碑。木見九段は大山十五世名人の師匠であり、倉敷市出身の棋士だ。大正や昭和初期に活躍した)20151123_kimi2
(銀杏)

現地大盤解説会

20151123_ooban1 (大盤解説会は満員。立ち見も十数人いた)20151123_tanigawa1 (特別ゲストとして谷川九段が出演)20151123_ariyoshi1 (解説の有吉道夫九段)20151123_kumakura1 (聞き手の熊倉紫野女流初段)

(銀杏)

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