玉頭のもみ合い
図は118手目△2五金まで。先手玉が2六に出てきたため、玉頭の厚みが大事です。
▲4五銀左と玉の近くに駒を集めたところで里見女流三冠は手番を生かして△2五金と王手。守りをはがして、厚みを消していきます。実戦は▲2五同銀△同歩▲3五玉△3四歩▲3六玉。後手玉が手順に安全になりました。
(銀杏)
図は118手目△2五金まで。先手玉が2六に出てきたため、玉頭の厚みが大事です。
▲4五銀左と玉の近くに駒を集めたところで里見女流三冠は手番を生かして△2五金と王手。守りをはがして、厚みを消していきます。実戦は▲2五同銀△同歩▲3五玉△3四歩▲3六玉。後手玉が手順に安全になりました。
(銀杏)
図は97手目▲5三との局面。甲斐倉敷藤花は角をきり、飛車を捨てて激しく攻めました。
「先手はよさそうだったので、▲5一角(89手目)と打たずに指すのが有力だったのではと思います」と谷川九段。そして、図では△3四角が攻防になると話します。
菅井竜也七段も「△3四角と打たれると先手陣も嫌な形になりますね」という見解。
二人が話している間に、里見女流三冠は△3四角と打ちました。▲4三とを受けながら△1六桂を厳しくして攻防手です。形勢は揺れ動いています。
(銀杏)
図は85手目▲7六飛の局面。先手が盛り返して逆転模様のようです。里見女流三冠の60手目△1二歩からの動きが疑問視されています。
図の▲7六飛と4六から転じた局面で双方一分将棋に入りました。▲7六飛は堅さを生かした攻め。△6五桂なら▲7一飛成と成り込めます。実戦は△7五歩▲3五角△同歩▲5一角と甲斐倉敷藤花が激しく攻めました。
(銀杏)