2016年9月28日 (水)

▲2三角成を決行

__kifu_for_windows_pro_v6_64_06___5△5九角成と馬を作られた上田女流三段は▲5四歩△同歩を入れて、▲2三角成を決行した。▲2三角成は▲5六角と打った狙い筋の1つであった。△2三同銀▲同飛成△3七馬で、先手は竜を作り、後手は▲銀△角桂の交換で駒得になる順が考えられる。形勢はまだ難しいようだ。
▲2三角成は攻めたのか、攻めさせられたのか。ここから数手が勝敗の帰趨を分けそうだ。
▲2三角成までの消費時間は▲上田1時間43分、△室谷1時間39分。

Dsc_0118 (角切りから2筋を突破していく上田女流三段)

(吟)

局面が動く

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△3八歩と垂らした左図。▲同飛は△2七角から△3六角成がある。歩を垂らされた上田女流三段は▲6五歩△同銀▲6六歩と動いた。△7四銀には▲5六角と打って、▲7四角と▲2三角成を狙う手がある。いよいよ局面は激しくなりそうだ。

Dsc_0107 (歩損だが、手を作っていった上田女流三段)

(吟)

対局再開

Dsc_0095 (12時40分、対局が再開される。上田女流三段は前傾姿勢)

Dsc_0102 (室谷女流二段の手は動かなかった)

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Dsc_0109 (昼食休憩再開時、上田女流三段はメガネを掛けていた)

(吟)

昼食休憩

__kifu_for_windows_pro_v6_64_06___2▲5五歩に室谷女流二段が7分使って昼食休憩に入った。ここまでの消費時間は▲上田女流三段52分、△室谷女流二段1時間6分。対局は12時40分に再開する。

Dsc_0086 (昼食休憩中も考え続ける室谷女流二段)

(吟) 

構想力の問われる形

__kifu_for_windows_pro_v6_64_06__tx後手が飛車を4二から△3二飛と振り直した手に対して、上田女流三段が▲4六銀と上がったのが図の局面。△3五歩から動かれるのを防いだ手だ。消費時間は▲上田女流三段40分、△室谷女流二段41分で、ほぼ互角。どこから戦端が開かれるのか、角を手持ちにして構想力の問われる形になった。

Dsc_0084 (写真は開始から4手進んだ特別対局室)

(吟)

最多勝争い

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現在の今年度女流棋士ランキングを見ると上田女流三段が17勝、室谷女流二段が16勝と首位を争っている。女流棋界で勝ちまくっている2人だ。また室谷女流二段は本局に勝つと通算100勝の区切りの勝利になる。

20160928_110553 (日本将棋連盟ホームページから。1位の上田女流三段と2位の室谷女流二段は星1つの差だ)

(吟)

対局開始直前の特別対局室

Dsc_0014 (上座の上田女流三段が駒袋を開ける)

Dsc_0023 (駒を並べる上田女流三段)

Dsc_0034 (室谷女流二段)

Dsc_0039_2 (記録係の高浜愛子女流2級が上田女流三段の振り歩先で振り駒。結果は歩が4枚で上田女流三段の先手に決まった。写真は振り駒の駒が舞っている瞬間)

(吟)

 

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