ヒューリック杯白玲戦・女流順位戦中継ブログ

おはようございます。本日９時より、ヒューリック杯白玲戦七番勝負第４局が行われます。

先手は渡部愛女流三段です。立会人は斎藤慎太郎八段、記録係は長谷川優貴女流二段が務めます。

持ち時間は各４時間（チェスクロック使用、使いきると１手60秒未満の秒読み）です。

本日もよろしくお願いいたします。

【本日のスケジュール】

09:00　対局開始
10:00　午前のおやつ
12:00　昼食休憩
13:00　対局再開
15:00　午後のおやつ

（今朝の瑜伽山園地）

【動画中継のご案内】

本局は「日本将棋連盟YouTube公式チャンネル」、または「将棋連盟ライブ中継」で対局室の映像を視聴することができます。あわせてお楽しみください。

【JapanShogiAssociation（日本将棋連盟YouTube公式チャンネル）】
https://www.youtube.com/user/ShogiAssociation

【将棋連盟ライブ中継（有料）】
下記リンク先から動画を視聴する場合は、アプリをダウンロード後にMenuから「動画実験」を選択してください。また、動画視聴を終える際は、Menuから「動画を消す」を選択してください。
http://www.shogi.or.jp/mobile/index.html

本局では現地大盤解説会の開催はありません。当サイトでご観戦をお楽しみください。

また本局は「日本将棋連盟YouTube公式チャンネル」、または「将棋連盟ライブ中継」で対局室の映像を視聴することができます。あわせてお楽しみください。

【JapanShogiAssociation（日本将棋連盟YouTube公式チャンネル）】
https://www.youtube.com/user/ShogiAssociation

【将棋連盟ライブ中継（有料）】
下記リンク先から動画を視聴する場合は、アプリをダウンロード後にMenuから「動画実験」を選択してください。また、動画視聴を終える際は、Menuから「動画を消す」を選択してください。
http://www.shogi.or.jp/mobile/index.html

（対局室。昨日撮影）

16時半から、検分が行われました。

（対局室は８畳の和室）

（西山朋佳女流三冠）

（渡部愛女流三段）

（部屋の明るさや気温を確認する）

検分には特に問題なく、10分ほどで終了しました。

（検分終了後、対局規定を確認する立会人の斎藤慎太郎八段）

本局は開幕式は行われません。本日の更新は以上で終了いたします。

明日の対局をお楽しみに。

西山朋佳女流三冠（女王・女流王座・女流王将）と渡部愛女流三段が初代白玲を目指す第１期ヒューリック杯白玲戦七番勝負第４局は10月16日（土）、奈良県奈良市「ふふ奈良」「瑜伽山園地（ゆうがやまえんち）　茶室：䕪庵（たくあん）」にて行われます。

ここまでの対戦成績は西山女流三冠３勝、渡部女流三段０勝で、本局で西山女流三冠が勝てばタイトル獲得となります。

対局開始は９時。持ち時間は各４時間（チェスクロック使用、切れたら１手60秒未満の着手）。昼食休憩は12時から13時です。

本局の立会人は斎藤慎太郎八段が、記録係は長谷川優貴女流二段が務めます。

ネット中継は棋譜・コメントを武蔵が、ブログを翔が担当いたします。どうぞよろしくお願いいたします。

【主催：ヒューリック株式会社】
https://www.hulic.co.jp/

【棋譜中継ページ】
http://live.shogi.or.jp/hakurei/kifu/1/hakurei202110160101.html

（西山女流三冠）

「本局はあまり見ない仕掛けから、本当に難解な将棋になりました。最後は何とかギリギリで攻め勝ったなという感じです。いまはホッとしております」

（渡部女流三段）

「本局は少しやってみたい形でした。形勢が分からないまま指し進めて、最後のほうは少し足りないのかなと思いつつも、勝負、勝負と迫っていきましたが足りませんでした。次局も気持ちを切り替えて臨みたいと思いますので、ぜひご観戦いただけますと幸いです」

このあと対局室に移動して感想戦の続きを行いました。20分ほどの短時間で終えています。

本局のブログ更新は以上となります。
ご観戦いただきまして、誠にありがとうございました。

【西山朋佳女流三冠】

――序盤を振り返って。
西山　序盤はやりたいことをやり合って、互角かなと思いながら指し進めていました。ずっと分からなかったです。

――相手から42手目△４五歩と動いてくる展開。中盤の攻防は。
西山　まずまずかなと。こちらも自然に指しているつもりでしたので、これで悪いならしょうがないかなという気持ちでした。

――57手目▲５六銀と避けたところ。
西山　58手目△６四桂に対して▲７五飛を主に読んでいて、それだと負けそうだったので予定変更でした。

――終盤、手応えを感じたところは。
西山　91手目▲５一竜で適当な受けがなさそうだったので、勝ちになったと思いました。

――次局に向けて。
西山　大一番ということで、意識して取り組んで当日を迎えたいなと思います。

【渡部愛女流三段】

――居飛車穴熊に。作戦か。
渡部　そうですね、穴熊で４三銀型にしてみたかったです。作戦として考えていました。

――42手目△４五歩と動いていった。
渡部　攻めの銀と守りの桂の交換で、角を成って、それで攻めになればなと。

――64手目△６八桂成から派手な展開に。
渡部　少し悪い局面だと思っていたので、△６八桂成で勝負にいったつもりでした。

――次局に向けて。
渡部　変わらず、準備できることは準備して、よい将棋が指せるように頑張りたいと思います。

（白玲獲得まであと１勝と迫った西山女流三冠）

（敗れた渡部女流三段はあとがなくなった）

（感想戦の前にインタビュー、そして大盤解説会場でスピーチを行う）

第１期ヒューリック杯白玲戦七番勝負第３局の▲西山－△渡部戦は、西山女流三冠の勝ちとなりました。終局時刻は16時58分。消費時間は▲西山２時間40分、△渡部４時間０分（持ち時間各４時間、チェスクロック使用、切れたら１手60秒未満の着手）。第４局は10月16日（土）、奈良県奈良市「ふふ奈良」「瑜伽山園地　茶室：䕪庵（たくあん）」で行われます。

▲３二金打は詰めろではありません。ただし飛車や金が手に入れば▲２二金以下の詰めろになります。つまり後手は、△４七金や△４九竜といった攻め筋で先手に駒を渡せなくなっています。控室の谷川九段は「読みきりだと思います」と述べました。

（西山女流三冠がこのまま押し切りそうだが果たして）

先手玉には△４九竜▲同銀△３七金▲同銀△同角成▲３九玉△２八金という詰み含みの寄せ筋が生じています。ただしこの▲４一角は、▲２二竜△同玉▲３二金打△同香▲同金△１一玉▲２二銀までの詰めろ。現状は速度で西山女流三冠がまさっています。渡部女流三段はその筋を防ぎ、△４九竜以下の手段が間に合うようにできるかどうか。いよいよ決着が近づいてきたかもしれません。

（朝、瞑想をして相手の到着を待つ渡部女流三段）