第3期七番勝負第6局 Feed

2023年10月21日 (土)

感想戦

Dsc_84101

Dsc_84321

Dsc_84361

Dsc_84481

Dsc_84561

以上で本局の中継は終了です。ご観戦ありがとうございました。

大盤解説会場に

Dsc_83771 (両対局者は感想戦の前に大盤解説会に顔を出し、ファンの皆さんにあいさつをした)

Dsc_83821

Dsc_83911

Dsc_83951

Dsc_84021

Dsc_84061(ファンの皆さんの拍手に見送られつつ降壇)

終局直後

Dsc_83291 (終局直後の対局室)

Dsc_83401 (里見白玲。西山女流三冠の猛追を振り切った)

Dsc_83491 (西山女流三冠はあと少し及ばず)

Dsc_83571 (まずは里見白玲がインタビューに応じる)

◆里見白玲の談話

――本局は、同じく先手番だった第2局や第4局とは異なった作戦を選ばれました。想定通りに進んだのでしょうか。

里見 早々に力戦形になってしまって、一手一手、考えながら指していました。

――44手目の△6五歩に、▲3四飛から大さばきの順に入りました。局面をどう見られていましたか。

里見 難しいのかなと思っていました。

――終盤の入り口で、先手の馬が手厚い形になりました。手応えはいかがでしたか。

里見 はっきりよくなっているかと思いましたが、そのあとの指し手がいま一つでした。

――その後は長い終盤戦になりました。

里見 手が見えなくなってしまって、大分おかしくしてしまったかなと思っていましたが、後悔せずに指しました。

――勝ちになったと思われたのはどの辺りでしょうか。

里見 最後に決めにいったところです。

――シリーズは3勝3敗になり、決着は第7局に持ち越されました。第7局に向けての抱負をお願いします。

里見 自分の力を出しきれるように頑張りたいと思います。

Dsc_83621 (続いて西山女流三冠)

◆西山女流三冠の談話

――序盤は珍しい進行になりました。どのように感じられていましたか。

西山 一手一手、難しいと思っていました。

――44手目の△6五歩で、大さばきの順に誘導されました。

西山 難解なのかなと。

――58手目で△9五歩と端攻めを決行しました。手応えはいかがでしたか。

西山 少し攻めが細くなってしまったので、その周辺でもう一工夫、必要だったのかなという感じがします。

――終盤の初めは、竜を追われる展開になりました。後手が苦しいように見えましたが、あの辺りはいかがでしたか。

西山 はい、苦しいかなと思っていました。

――その後はかなり粘り強く指されていましたが、追い上げているという実感はありましたか。

西山 一瞬、怪しいかなという瞬間もあったんですけど、冷静に見るとやはり駒損が響きやすいので、ちょっと足りないかなという感じがしていました。

――第7局に向けての抱負をお願いします。

西山 またしっかり状態を整えて、頑張りたいと思います。

里見白玲勝利

20231021193里見白玲が西山女流三冠を193手でくだし、シリーズ成績を3勝3敗のタイとしました。終局時刻は18時48分。消費時間は▲里見4時間0分、△西山4時間0分(チェスクロック使用)。第7局は、来週28日(土)に東京都台東区「浅草ビューホテル」で行われます。

激戦

20231021180図は18時40分過ぎの局面。西山女流三冠がすさまじい頑張りを見せています。里見白玲としては正確に指せば余すことができそうですが、実戦的にはまだまだ勝敗の帰趨は分かりません。

Dsc_82771

西山女流三冠も秒読みに

20231021157

18時24分、この局面で西山女流三冠も持ち時間を使いきり、秒読みに入りました。いよいよクライマックスです。

Dsc_82681 (西山女流三冠)

勝つまでは大変

20231021143

時刻は18時10分を過ぎました。形勢は依然として里見白玲が大きくリードしていますが、西山女流三冠は勝負を捨てずに指し続けています。「(里見白玲も)勝つまでは相当大変ですよ」と屋敷九段。里見白玲は持ち時間を使いきり、すでに秒読み。時間のない中でしっかりと決めきれるでしょうか。

Dsc_82331 (里見白玲)

差が広がる

20231021101図は17時30分頃の局面です。里見白玲が手堅い指し回しで優位を拡大しています。西山女流三冠は有効な手が難しく、つらい情勢です。

Dsc_82401 (西山女流三冠)

里見白玲が優勢に

2023102184図は16時50分過ぎの局面です。西山女流三冠が果敢に攻めて竜を作ると、里見白玲は相手の攻めに対応しながら自玉周りを手厚くしました。形勢としては里見白玲のほうがよくなっていそうだと、控室の棋士たち。ただ、西山女流三冠の玉もすぐに攻め込まれる格好ではないので、先はまだ長いようです。

Dsc_82261 (里見白玲)

中盤の難所

2023102171

図は16時25分頃の局面。終盤の一歩手前の勝負どころです。この▲3二飛は、△7六歩に▲7三歩△同桂▲7四歩という筋を見せて相手の攻めを牽制しながら攻めた手といえます。控室の屋敷九段は、形勢はまだいい勝負という見解。一手一手が非常に難しいと話しています。

Dsc_82361 (里見白玲。残り時間は30分を切っている)