――本局を振り返って
福間 昼食休憩明けから局面に動きが出てきたと思うのですが、こちらの玉が結構薄い形なので、形勢判断がよく分かりませんでした。(60手目)△7四歩を入れずに単に△5四銀▲同銀△同飛という変化もあるかなと思っていました。
――よさそうと感じたのは
福間 (85手目▲9五歩と)端に手がついて、見通しは立っていなかったのですが、桂得が生きそうな展開になったので、少し指しやすいのかなと思っていました。
――1週間後にある次戦に向けて
福間 すぐ対局があるので、体調に気をつけて頑張りたいと思います。
――本局を振り返って。序盤は20手目△5四歩と積極的に歩を交換した
西山 交換できるタイミングかなと思ったので。損はないのかなと思っていました。
――その後の展開は
西山 手なりで穴熊まで持っていった結果、どの駒を動かしても何かしらデメリットがありそうな局面に行き着いてしまったかなと思っていました。(50手目)△6二金寄あたりで△7四歩や、(74手目)△4七銀の筋ではなくて△5三金など嫌な筋を見せたほうがよかったのかなと思います。
――1週間後にある次戦に向けて
西山 あまりいい将棋が指せていない感覚があるので、立て直して。またすぐですので、コンディションを整えられたらいいと思います。
(書き起こし:飛龍)
白玲戦七番勝負第3局は、117手で福間女流五冠が勝ちました。終局時刻は16時37分。消費時間は▲福間女流五冠3時間17分、△西山白玲3時間19分(チェスクロック使用)。
この結果、七番勝負は福間女流五冠の2勝1敗。第4局は9月28日(土)、石川県金沢市「ホテル日航金沢」で行われます。