第5期七番勝負第5局 Feed

2025年10月11日 (土)

感想戦

Dsc_0392_3(西山白玲)

Dsc_0396_2(福間女流六冠)

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以上でヒューリック杯第5期七番勝負第5局の中継を終了いたします。次戦の第6局は、10月18日(土)、石川県金沢市「ホテル日航金沢」で行われます。引き続き「ヒューリック杯白玲戦・女流順位戦中継サイト」でお楽しみください。本日はご観戦ありがとうございました。

両対局者、大盤解説場へ

Dsc_0375(西山白玲)

Dsc_0377(福間女流六冠)

Dsc_0381_2(最後に一礼。拍手に包まれた)

終局直後

Dsc_0366(終局直後の対局室)

Dsc_0361(勝った西山白玲)

▼勝った西山朋佳白玲の談話
――序盤について。
西山 早々から乱戦になり、5筋に攻めが集中しているのでどういなすかの将棋だったと思うんですけど。本譜は▲7四歩や▲4六歩が関連性がなくて形勢を損ねていたと思います。

――中盤について。
西山 形勢がよくなりそうと思ったんですけど、あまり考えてない手が続いて、本譜は何回か自信のない局面もありました。

――終盤について。
西山 ▲5八玉(77手目)あたりでどうなっているのか。難解だと思っていました。

――優勢を意識した局面は。
西山 ▲2四角(47手目)で攻めのビジョンが見えて、好転しているかなと思いました。

――終盤で△5四角(60手目)とただ捨てされたところは。
西山 打たれる可能性もあるかなと思っていました。ただ、指されてみると想像以上に厚みがありました。馬と銀の手厚い攻めをどうかわしていくか、本譜は分かっていませんでした。

――勝ちを意識したのは。
西山 ▲8二飛(105手目)と王手したあたりです。

――防衛まであと1勝となりました。次戦の抱負は。
西山 コンデションを整えて挑めたらなと思います。

Dsc_0367_2(敗れた福間女流六冠)


▼敗れた福間香奈女流六冠の談話
――序盤について。
福間 居玉なので神経を使う将棋だったと思います。

――中盤について。
福間 一手一手、難しいかなと思っていました。

――終盤について。
福間 ちょっと自信がありませんでした。最後は△5四銀(94手目)と払った手が緩手になってしまったと思います。

――△5四角(60手目)と打ったあたりの感触は。
福間 自信がないかなと思っていました。

――次戦の抱負について。
福間 力を出しきれるよう、頑張りたいと思います。

西山白玲が勝って3勝2敗

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▲福間-△西山戦は、127手で西山白玲が勝ちました。終局時刻は18時16分。消費時間は▲西山白玲4時間0分、△福間女流六冠4時間0分(持ち時間は各4時間、チェスクロック使用)。
勝った西山白玲は3勝2敗で、防衛まであと1勝となりました。次戦の第6局は10月18日(土)、石川県金沢市「ホテル日航金沢」で行われます。

竜を捕獲

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西山白玲の攻める時間が続きましたが、福間女流六冠は自陣に馬を引きつけて粘り強く指します。図は△4三銀と打った局面で、ひとまず先手の攻めを受け止めた印象です。実戦は▲2五角△2六飛▲4七角△5四銀▲2五金△2八飛成▲1八金(下図)と進行しました。▲2五金~▲1八金が好手順で、後手の竜が捕まっています。佐藤九段は「鍛えが入ってますね」とうなりました。後手は竜を取られては戦力不足のため、再び先手優勢になったようです。

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17時20分頃の控室

控室の様子です。佐藤康光九段と西浦三郎会長が盤を挟み、瀬川晶司六段が検討に加わっています。

Dsc_0359(難解な終盤戦に厳しい表情を浮かべる検討陣)

決めにいく

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終盤戦が続いています。上図では▲2八歩や▲5八玉など安全に指す手もありましたが、西山白玲は▲3四角△6二玉▲7三歩成△同銀▲7四歩(下図)と決めにいきました。

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△7四同銀なら▲6六桂△6五銀▲5三飛成△同金▲7五飛(変化図)で、後手玉は▲6一金までの詰めろになります。

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そこで福間女流六冠は下図から歩を取らず、△8四銀とかわしました。西山白玲が優勢を維持していますが、福間女流六冠は決め手を与えない指し手を続けています。

瀬川晶司六段がゲスト出演

現地の大盤解説会は、瀬川晶司六段と門倉啓太六段のW解説を行っています。

Dsc_0350_2(瀬川晶司六段。日本将棋連盟の常務理事を務める)

Dsc_0353_2(門倉啓太六段)Dsc_0352

勝負手

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福間女流六冠は勝負手を放ちました。図は▲5六飛の王手銀取りに対して、福間女流六冠は△5四角!で王手を防いだところ。▲5四同飛とタダで取られますが、△5三金右▲5六飛△2七角▲4七玉△3五銀で先手玉に迫る狙いです。「先手がいいと思ってると焦りますよ」と佐藤九段。西山白玲は△5四角の着手を確認すると、前傾姿勢となりました。福間女流六冠の勝負手に対して、どう対応するでしょうか。

先手優勢

2025101156対局に動きがありました。福間女流六冠が△2六銀と出た局面ですが、▲5二馬△同玉▲5六飛で王手銀取りがかかりました。途中の△5二同玉に代えて△5二同金でも▲2一飛が王手銀取りになります。佐藤康光九段は、自玉の嫌みが消えて先手優勢と見ています。

Dsc_0243(西山は王手銀取りをかけて優勢に)