【西山女流三冠の談話】
――短手数での快勝となりましたが、一局を振り返っていかがでしたか。
「力戦調の将棋になって、お互い主張のある展開だったと思うのですけど。▲3四歩(29手目)と突いたあたりは、変化が多そうで。受けの手も多そうだったので。一手一手が濃い将棋かなと思っていました」
――第4局は少し間が空いて、2週間後に行われます。抱負をお願いします。
「そうですね、久しぶりに1週空くということで、状態を整えて挑みたいと思います」
【里見白玲の談話】
――本局を振り返っていかがでしたか。
「ちょっと序盤が、駒組みがパッとしなかったかなという気がしています」
――第4局に向けての抱負をお願いします。
「体調管理に気をつけて頑張りたいと思います」
(インタビュー・書き起こし=八雲)
図の局面で里見白玲が投了しました。終局時刻は15時33分。消費時間は▲西山2時間16分、△里見3時間16分。シリーズ成績は西山2勝、里見1勝になりました。
第4局は9月30日(土)、 奈良県奈良市「ふふ奈良・瑜伽山園地 茶室:䕪庵」で行われます。
金沢の生んだ仏教学者・鈴木大拙(すずき・だいせつ 1870〜1966)は、「禅」を「ZEN」として世界に広めたことで知られます。『Zen Buddhism and Its Influence on Japanese Culture』(『禅と日本文化』)、『日本的霊性』などの著作があり、2020年に生誕150年を迎えました。「Apple」の共同創業者、スティーブ・ジョブズが禅に傾倒した話は有名で、マインドフルネスに注目される現代に大拙の影響は大きいといえるでしょう。
大拙の功績を伝えるのが、2011年に開館した「鈴木大拙館」です。3つの棟と3つの庭で構成され、空間を回遊することで来館者が思索するように設計されています。屋外の「水鏡の庭」(みずかがみのにわ)は静謐な空間で、水面には風に揺れる木々の姿が映っていました。
(水鏡の庭。数分ごとに水が湧き出て、波紋が全体に広がっていく)
(「緑の小径」と名付けられた遊歩道は、金沢市立中村記念美術館へと通じている)
※写真は昨日に撮影したものです。
金沢城公園から徒歩で兼六園に向かいました。日本三名園のひとつに数えられるとあって、老若男女が広い園内を散策しながら写真を撮影していました。
(まだ暑いので、アイスや氷菓子が売れていた。金箔ソフトクリームだけでなく、銀箔ソフトクリームもある)
(霞ヶ池。天保8年(1837年)に掘り広げられた池で、広さは5800平方メートルもある)
(左手に見える霞ヶ池の島は、蓬莱島。不老長寿を表す。亀の甲の形をしていることから、別名「亀甲島」とも呼ばれる。)
(日本武尊像<やまとたけるのぞう>は、高さが5、5メートルもある銅像。明治13年<1880年>、日本で最初に建てられた銅像といわれている)
※写真は昨日に撮影したものです。