■勝った西山朋佳女流三冠へのインタビュー
――一局を通じて?
西山 中盤あたりは少し模様がいいかなという局面もあったのですが、そこから二転三転したのかなと思います。
――本局のポイントは?
西山 ジリジリした展開になって、(89手目▲9五歩以降)端で戦いが起きて、もう少しいい方針があったのかと思います。
――序盤、8手目△4四歩は作戦?
西山 △4四歩と突くと結構、▲2八飛と回った将棋になりやすいので、いろんな展開があるかなあと思っていました。
――ちょうど1週間前に開幕したばかりだが、すぐ1週間後に第3局となる。意気込みは?
西山 また1週間後ですので、しっかりコンディションを整えて挑みたいと思います。
■敗れた里見香奈白玲へのインタビュー
――本局のポイントは?
里見 いや、いくつもあって分からないです。
――23手目は▲6八銀上だった。6八銀型がやってみようという作戦だったのか?
里見 そうですね。
――中盤の手応えは?
里見 駒が上ずってしまって自信がなかったのですが、攻めがつながったので、まずまずかなとは思いました。お互い、一手一手難しかったです。
――次局への意気込みを。
里見 しっかり準備して挑みたいと思います。
(書き起こし:飛龍/写真:夏芽)
七番勝負第2局は154手で西山女流三冠の勝ちとなりました。終局時刻は18時35分。消費時間は▲里見4時間0分、△西山4時間0分(チェスクロック使用)。七番勝負は1勝1敗と西山女流三冠がタイに追い着きました。第3局は9月16日(土)に石川県金沢市「ホテル日航金沢」で行われます。