2019年4月13日 (土)

対局場の「北こぶし知床ホテル&リゾート」では2004年11月4、5日の両日にタイトル戦が行われました。森内俊之竜王に渡辺明六段が挑戦した第17期竜王戦七番勝負第2局です(当時のホテル名は「知床グランドホテル北こぶし」)。当時の森内竜王は名人、王将の三冠でした。このシリーズを制した渡辺明六段(当時)は初タイトルとなる竜王位を獲得、現在まで1度も無冠になることなく、トッププロとして活躍し続けています。

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Dsc_0717 (当時の森内竜王は名人、王将の三冠)

Dsc_0720 (当時、六段の渡辺二冠は現在、棋王・王将を保持する)

叡王戦では1字彫駒が使われています。月山師作の彫埋駒です。将棋盤は将棋連盟所有のものが使用されています。

Dsc_0558 (叡王戦ではおなじみの1字彫駒)

20190413d16時前、図の局面を迎えました。先手は香損ながら馬が手厚く、ペースを握っているようです。後手は馬が使えていないのが泣きどころでしょうか。1九馬の活躍次第で形勢が変化していきそうです。

15時、対局室におやつが運ばれました。高見叡王はプレミアムロールケーキ、とろけるティラミス、バスチー(バスク風チーズケーキ)、メロンソーダ、ホットコーヒー。永瀬七段はビターチョコエクレア、とろけるティラミス、もっちりとした白いたい焼き、オレンジジュース、ホットコーヒー。デザートはどれもローソンの商品です。

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昼食のメニューがニコニコ生放送で発表されました。高見叡王が鮭といくら親子丼御膳、牛かつ御膳のごはんなし、永瀬七段がうに丼御膳を注文しました。

Dsc_0799 (高見叡王の昼食)

Dsc_0801 (鮭といくらの親子丼)

Dsc_0783 (牛かつ御膳・ご飯なし)

Dsc_0793 (永瀬七段の昼食)

Dsc_0795 (うにといくらの共演が素晴らしい)

13時30分、対局が再開しました。

Dsc_0872 (永瀬七段は早めに対局室に戻った)

Dsc_0882 (上座に向かう高見叡王)

Dsc_0890 (席に着くなり前傾姿勢になる高見叡王)

Dsc_0883 (永瀬七段も低い姿勢で盤上をにらむ)

Dsc_0910 (鋭い視線を飛ばす高見叡王)

Dsc_0898 (眉間にしわを寄せる永瀬七段)

Dsc_0915 (再開直後に▲4五歩を着手する高見叡王)

13時から対局場の「北こぶし知床ホテル&リゾート」別館2階で大盤解説会が始まりました。解説は野月浩貴八段、聞き手は和田あき女流初段です。

Dsc_0852 (13時から大盤解説会が始まる)

Dsc_0832 (解説の野月浩貴八段)

Dsc_0861 (聞き手の和田あき女流初段)

Dsc_0823 (大盤解説会場の様子)

Dsc_0804 (休憩中で無人の対局室)

Dsc_0808 (休憩時の局面。手前が先手の高見叡王)

Dsc_0809 (高見叡王の王)

Dsc_0813 (永瀬七段の玉)

Dsc_0816 (記録机には棋譜入力用のタブレットと棋譜用紙が置かれている)

Dsc_0820 (対局室の様子をカメラが追う)

20190413c_212時30分、この局面で高見叡王が18分使って昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲高見1時間44分、△永瀬45分。対局は13時30分に再開されます。両対局者の昼食は後ほど紹介します。

 

対局場の「北こぶし知床ホテル&リゾート」を紹介します。

Dsc_0727 (北こぶし知床ホテル&リゾートの外観)

Dsc_0730 (茶系で暖かみのある広々としたロビー)

Dsc_0731 (叡王戦のポスターが飾られていた)

Dsc_0747 (オホーツク海が一望できる展望席)

Dsc_0751 (展望デッキには足湯が楽しめる)

Dsc_0749 (疲れた足を温泉で癒やすことができる)