2021年7月25日 (日)

20210725_19_2戦型は角換わり。第1図の▲2四歩を境にして、乱戦になりました。直前に△3三銀と上がって飛車先交換を防ぐ手段もあったので、豊島叡王が誘った格好です。すでに前例はありません。

20210725_28少し進んで第2図。▲8八同銀は△同角成で先手の銀損となるため、必然的に▲3三飛成と飛車角交換することになります。

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11時20分現在、第3図まで進んでいます。先手は持ち歩の多さが主張点。後手は持ち駒の飛車に期待しています。「序盤は飛車より角」という格言がありますが、長期戦になれば飛車を手持ちにしている後手が有利になりやすいといえます。

日本将棋連盟会長として現地を訪れている佐藤康光九段と、ABEMAの現地解説を務める高野秀行六段に、両対局者が注文したおやつを食べてもらいました。

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A7306103(プレミアムモンブランを口に運んだ佐藤九段。「上品な甘さです」)

A7306081_2 (高野六段はアーモンドショコラ。「チョコが濃厚でおいしいですね」)

10時になり、両対局者に午前のおやつが出されました。どちらも不二家のお菓子です。注文は、豊島叡王が「アーモンドショコラ」。藤井王位・棋聖が「プレミアムモンブラン(熊本県産球磨栗)、アイスコーヒー」。

「プレミアムモンブラン(熊本県産球磨栗)」は、ビスケット生地にスポンジ、球磨栗ペースト、シャンテリークリーム、球磨ペーストのクリームを重ね、モンブラン好きにはたまらない逸品に仕上げた不二家自慢のケーキ。

「アーモンドショコラ」は、たっぷりアーモンドダイスをナッツペーストで包み、ほろほろのショコラ生地で包み込むことで3層の食感が楽しめるプレミアムなショコラクッキー(西洋菓子舗不二家限定商品)。
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A7305758(8時45分頃、藤井王位・棋聖が先に入室した)

A7305775(ほどなくして豊島叡王も姿を見せた)

A7305788(豊島叡王は襟元を正してから駒箱に手を伸ばした)

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A7305896(振り駒の結果、「と金」が3枚で藤井王位・棋聖の先手番が決まった)

両者の対戦成績は豊島7勝、藤井3勝。約4年前の初手合いから豊島叡王が6連勝と差をつけていましたが、最近では藤井王位・棋聖が盛り返しています。戦型は角換わり系が多めで、先手番のほうが勝率が高いというわけでもありません。

20210723_223635_2(画像はクリックで拡大できます)

2021年7月24日 (土)

本局は「ABEMA」の将棋チャンネルでライブ中継されます。

放送日時:7月25日(日)8時30分~23時
解説者:三浦弘行九段、長谷部浩平四段
聞き手:伊藤沙恵女流三段、山根ことみ女流二段

【ABEMA】
https://abema.tv/channels/shogi/slots/Ep6mh5ukC9nZQb

また、ABEMAでは両対局者をそれぞれの角度から映したマルチアングル機能つきのチャンネルもあります。そのほか、現地を訪れている棋士・女流棋士によるスペシャル企画も実施予定です。

【ABEMA マルチアングル放送(有料)】
https://abema.tv/payperview/8PgdzGcUngopFy

放送日時:7月25日(日)8時30分~

本日の更新は以上となります。明日9時からの対局をお楽しみに。

A7305702_2【対局者抱負】
豊島将之叡王

第6期叡王戦の開催にご尽力いただきました皆様に厚く御礼申し上げます。特に不二家様には、棋戦が存続する危機だったところを助けていただきまして、本当に感謝しております。 今回の叡王戦は藤井王位・棋聖とのシリーズになりまして、世間の注目度が非常に高いのかなと思います。自分なりに精一杯指して、よい将棋になるように頑張ります。A7305711【対局者抱負】
藤井聡太王位・棋聖

関係各位の皆様に厚く御礼申し上げます。今回、叡王戦の挑戦者として五番勝負に出場することができました。豊島叡王と対戦することで、自分にとって成長できる機会ですし、非常に注目していただけるシリーズになるかと思います。挑戦者として番勝負を盛り上げられるように頑張っていきます。A7305722 立会人・島朗九段
お二人は長きに渡ってタイトル戦で戦っていくと思うんですけど、この新しい叡王戦、素晴らしい対局場はお二人にとっても忘れられない将棋になるんじゃないかなと思います。

18時からは第1局の開幕式が行われました。

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A7305604【主催者挨拶】
河村宣行・不二家代表取締役社長

私ども不二家にできるということで、ペコちゃんともにお菓子で棋士を応援させていただこうということで、ご提供させていただいております。「ペコちゃんのお菓子ボックス」というものを作りまして、そのなかにお菓子を入れています。明日からの対局では10時、15時に洋菓子をご提供させていただきます。あらかじめ豊島叡王、藤井王位・棋聖に好みをお聞きしまして、それをお届けさせていただきます。ぜひ対局でお疲れになった頭脳を栄養補給していただいて、心身の癒しになればと思います。

A7305644【主催者挨拶】
佐藤康光・日本将棋連盟会長

豊島叡王、藤井王位・棋聖はともに令和を引っ張っていく代表が叡王戦五番勝負を戦います。このふたりは王位戦七番勝負も戦っていまして、合わせて十二番勝負です。私もダブルタイトル戦は2002年、2005年に経験があり、羽生九段と1週間続けて対局、行動をともにする経験を思い出しました。ずっと顔を合わせておりまして、不思議なところもあったのですが、戦える喜びも大きかったです。
私と羽生さん、豊島さんと藤井さんとの違いはですね、おふたりには「かみさん」がいないということです。しかし、神田明神は「かみさん」ではなく「神さま」がおられるということで、見守られながら素晴らしい内容の対局を期待したいと思います。

A7305665【特別協賛社挨拶】
藤野英人・レオス・キャピタルワークス代表取締役社長

父が将棋の大ファンでして、私も幼稚園の頃に手ほどきを受けていました。デパートの将棋祭りに出かけ、朝早くから晩まで将棋を指して楽しんでおりました。そこから成長し、就職して投資の仕事をし、将棋から離れていたんですけど、あることをきっかけに将棋を指すことになり、「HEROZ」(対局アプリ「将棋ウオーズ」の開発・運営を手掛ける)に投資し、将棋を再開するようになりました。そのご縁のつながりでスポンサーを務めるようになり、支えていく喜びがあるなと思っています。この1年間、ABEMAの動画中継でスポンサーの名前に「ひふみ」とあって、貢献している実感と将棋と叡王戦を支える楽しみがあり、ワクワクしてきました。神田明神さんの成功祈願で心が震えるような思いをし、叡王、挑戦者と同じ時間を過ごす幸福を感じております。A7305682

【第1局協賛社挨拶】
清水祥彦・神田神社宮司

神田明神は江戸最古の神社として、1300年の歴史を受け継いでまいりました。それは天下分け目の関ヶ原の合戦に際して家康公が必勝祈願をして大勝利を収めた縁起の良い神社として。また大黒様、恵比寿様の七福神、平将門公という関東の英雄をお祀りしています。江戸時代には大橋宗英が襲名したという逸話が伝えられています。またここは銭形平次のふるさとであります。おそらく江戸時代には武士や庶民が将棋を楽しむ憩いの場であっただろうと思います。また日本の電脳コンピューターの街、秋葉原の氏神様でもございます。叡王戦という新しい時代に向けて、将棋の決戦にふさわしい場所であると思っています。神道の世界には「中今」(なかいま)という言葉がございます。いま目の前のこの瞬間、最善の力を尽くすことができるかという意味が込められています。明日の第一局、おふたりが中今を尽くされまして、歴史に名を残す世紀の一戦を繰り広げていただきますことを心からご期待と祈りを申し上げております。
先ほど佐藤会長におっしゃっていただきましたが、神田明神は縁結びの神さまでもございます。お二人には明神様のお祓いをお受けいただいて、そういった幸せにもいつか恵まれることを重ねてお祈り申し上げます。

(書き起こし=紋蛇)