2018年5月12日 (土)

円通院は瑞巌寺に隣接する寺院で、伊達政宗の菩提寺である瑞巌寺に対して、政宗の孫、伊達光宗の菩提寺です。境内には国の重要文化財・三慧殿や、美しい庭園が広がっています。

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Img_4925 重要文化財(国)・三慧殿。

4916時半頃の局面。現状は先手が攻めています。この後、金井六段がうまく攻めを続けられるかどうかが注目点です。ここまでの消費時間は▲金井1時間26分、△高見1時間4分。

対局場の瑞巌寺は、臨済宗妙心寺派の寺院。開創は平安時代の初期で、比叡山延暦寺第三代座主慈覚大師円仁が建立しました。開創当時の寺は天台宗延福寺と命名されましたが、鎌倉時代の中期に滅し、その後、法身禅師が開山した円福寺を経て、関ヶ原の戦いが終わったあと、伊達政宗により大規模な造営が行われ、瑞巌寺と改称されて現在に続いています。現存する本堂・御成玄関、庫裡・回廊は国宝に、御成門・中門・太鼓塀は国の重要文化財に指定されています。対局は庫裏の奥にある隠寮で行われており、関係者が集う控室は大書院に設置されています。
瑞巌寺の歴史について、詳しくは下記のページをご覧ください。

■瑞巌寺HP・沿革
http://www.zuiganji.or.jp/index.html
http://www.zuiganji.or.jp/history/index.html

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瑞巌寺・全景(瑞巌寺フォトライブラリー)。
■瑞巌寺フォトライブラリー
http://www.zuiganji.or.jp/photoLibrary/photolist.html

Photolarge_04 国宝・庫裏(台所や居住するところ=瑞巌寺フォトライブラリー)。

Img_4906 重要文化財(国)の御成門。皇室に連なる者を迎えるための特別な門。

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歴史のある巨木が立っている。

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松島は、天橋立、安芸の宮島とともに日本三景に数えられ、日本を代表する名勝地として広く知られているほか、国の文化財(特別名勝)、宮城県立自然公園、近年では平成百景など、数々の指定も受けています。
その特徴は、松島湾周辺に浮かぶ大小260余りの島々と、そこに生い茂る松の木。この独特の地形が松島の独特の景観を形作っています。古くは松尾芭蕉が奥の細道で訪れ、歌川広重が松島湾の風景を浮世絵に描きました。

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Img_4701絵ハガキのように松が美しく垂れさがる。Img_4734

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15時を回り、対局者におやつが運ばれました。注文は金井六段が抹茶ケーキ「前進松島」、高見六段がフルーツタルトと、ずんだ餅です。

Img_4873 抹茶ケーキ「前進松島」。

Img_4876 フルーツタルト、ずんだ餅。

3314時34分、先手が▲1四歩と突いて早くも中盤に入りました。
「これは戦いが始まりますね。どちらかがポイントを挙げ、どちらかが失うことになるでしょう」(木村九段)

2018年5月11日 (金)

【明日のみどころ】

Img_4668 最後に明日の解説陣が登壇し、見どころが語られた。

Img_4673 木村九段。
「高見六段が第1局で勝っている横歩取りに進めると思う。それに金井六段がどう対応するか」

Img_4680 広瀬八段。
「持ち時間が変わるのでペース配分がポイント。横歩取りになる可能性が高い」

Img_4684 三枚堂六段。
「高見六段は終盤型、金井六段は序盤巧者。どんな展開にせよ、終盤が見どころになる」

Img_4678 里見(香)女流五冠。
「振り飛車は出ないと思うので、居飛車を勉強したい」

以上で前夜祭の模様を終わります。
対局は明日14時開始です。どうぞお楽しみに。

(前夜祭記事の登壇者コメント作成=文)