両対局者の対戦成績は、永瀬7勝、菅井3勝。振り飛車党の菅井八段が居飛車を指していた時期もあり、2015年の対戦では相掛かりや矢倉戦になりました。
叡王戦では第1期の六段予選、第4期の挑戦者決定三番勝負(第4期と第5期は挑戦者決定戦を三番勝負で争う)で対戦。第1期は永瀬王座が勝ち、第4期も永瀬王座が2勝1敗で制しました。第4期に挑戦権を得た永瀬王座は、七番勝負で当時の高見泰地叡王に4勝0敗で勝って、初タイトル獲得につなげています。
また、長手数の対局が多いことも特徴的です。近年の公式戦の平均手数は110手前後。それ以下の手数で終局した将棋は1局しかありません。10局の平均手数はなんと152.7手です。第4期の挑戦者決定三番勝負は、すべて150手を超えています。
2023年3月16日 (木)