「▲4二角と打って手ごたえを感じた」と語る広瀬五段。中村四段は「(△7九飛では)飛車は6九から打たないと話にならなかった」と無念そうに語った。局後のインタビューで広瀬は次のように語った。
「中村四段は、時間がなくても一手勝てると思ったら鋭く踏み込んでくるイメージ。今回は相手の得意な展開を意識して将棋を指した。スパッと斬る将棋が自分の得意な形なので、そういう意味では力を出せたと思う。優勝できて安心した。ほっとしている」
(ご観戦いただき、ありがとうございました)
(文)
(<左>鮮やかな寄せで棋戦初優勝を飾った広瀬五段。<右>終盤の入り口で誤算があったか、無念の中村太四段)
(早稲田大学将棋部の学生が見守る中、中盤の変化手順を検討する対局者)(光)
(鮮やかな寄せで勝利した広瀬五段)
(険しい表情の中村四段)
(局後の感想を語る広瀬五段)
83手までで中村太四段が投了し、2連勝で広瀬五段が第40期新人王に決まった。投了図以降は△2四同銀と取るのは▲2三金と打たれて詰み。他に適当な受けも無く急転直下の終局となった。終局時間は17時11分。消費時間は▲広瀬2時間46分△中村太2時間50分。(光)
第7図は▲4三の成銀が3三の桂馬を取ったところ。△2一玉と逃げるのは▲3一角成△同玉▲4三桂△2一玉▲2三成銀(参考第8図)で後手玉は寄っているようだ。しかし△1二玉でも▲3一角成と金を取って先手勝ちのようだ。控室では広瀬五段の寄せに「お見事」の声。(光)
16:30頃から指し手がバタバタと進み、激しい展開に。いろいろな駒が当たりになっていて、複雑な局面を迎えている。
(検討を行う熊倉女流初段。手前に座っているのは鈴木肇二段)
(専務理事の西村一義九段、佐藤紳哉六段が相次いで控室を訪れている)(光)