第20期倉敷藤花戦挑戦者決定戦

2012年10月 1日 (月)

三番勝負日程

第1局 11月8日(木) 東京・将棋会館
第2局 11月23日(金) 岡山県倉敷市「倉敷市芸文館」
第3局 11月24日(土) 岡山県倉敷市「倉敷市芸文館」

感想戦

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(2年ぶりのタイトル戦出場を決めた矢内女流四段。倉敷藤花への挑戦は2005年の第13期以来となる)

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終局直後

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―― 一局を振り返っていかがですか。
矢内 構想が難しい将棋だったので自信はなかったですけど、そういう中で我慢しながら指せたのはよかったなと思います。
―― 倉敷藤花への挑戦は久しぶりですが、抱負を一言お願いします。
矢内 そうですね。本当にとてもうれしいです。倉敷藤花戦は一度も勝てたことがないので、まずは一勝を目指してがんばりたいと思います。

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―― 一局を振り返っていかがでしたか。
中井 金で歩を取ったところは(▲7五金=73手目)、たたきがあるので歩を取りたくはなかったのですが、指す手もわからなくなって……。あの辺りでおかしくしたかなと。その前までは少し指せるかなと思っていました。

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(中井女流六段が盤上の駒に手を伸ばし、感想戦が始まった)

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矢内女流四段挑戦者に

Kurashikitouka20121001010196

96手で矢内女流四段が制し、里見倉敷藤花への挑戦を決めた。終局は14時51分、消費時間は▲中井2時間、△矢内1時間52分。

穴熊にかみつく

_84矢内女流四段が△7九銀(図)と穴熊にかみつく。とにかく王手がかかる形にするのが、穴熊を寄せる際のポイントだ。後手玉はほとんど詰み筋のない形で、気がねなく攻めに専念できる。形勢は後手よし。


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(14時40分頃の控室。井道千尋女流初段、石橋幸緒女流四段、中倉宏美女流二段らが検討中)

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後手、反撃のチャンス

_73中井女流六段の攻めに矢内女流四段が5筋からさばき、攻め合いの様相を呈してきた。後手は角が取られる形だが、先手が利かした▲6二歩がポイント。ここに歩があることで、受けに使えなくなっているためだ。先手はもう一手指せれば攻めの態勢が整うが、この瞬間は飛車も中途半端な位置だ。後手は反撃のチャンスが回ってきたといえる。一例は△7八歩▲同金△6六歩で、と金攻めを狙えば先手は受けが難しい。この順は▲6二歩をとがめている。ここで有効打が入れば、後手がおもしろい展開になりそうだ。


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うまく争点を作る

_56_2中井女流六段は図から▲6六歩と合わせた。戦線を広げるための手だ。△6六同歩は▲同銀△6五歩▲7五銀と攻め込んでいける。後手は飛車が角筋に入っているので、非常に動きにくい。互角の全面戦争は穴熊ペース。先手がうまく争点を作った印象だ。実戦は△5六歩▲同飛△3三桂▲6五歩△同銀▲3六飛(下図)と進んでいる。


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(対局再開時の中井女流六段。穴熊の強みを生かせそうだ)

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本格的な戦いに

_56対局再開から手が進み、いよいよ戦いが始まった。先手は飛車の動きと2筋を絡めて手を作りにいく。図で▲2二歩は△3三桂と跳ねられ、これは△1二香も生きる展開になりそうだ。▲3六飛と寄り、いったん使う筋をずらすのだろうか。


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対局再開

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昼食休憩時の対局室

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(中井女流六段の王将。「菱湖(りょうこ)書」と駒の書体が刻まれている)
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(矢内女流四段の玉将。「富月作」と駒師の名が刻まれている)
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