2024年10月14日 (月)

鶴林寺の風景

Tsururin08 (国宝の本堂はいつ見ても威厳がある)
Tsururin01(対局室のある浄心院の庭)

Tsururin02 (両対局者からも見える光景)

Tsururin03 (趣のある池がある)

Tsururin04(カエデはまだ葉が青かった)

(飛龍)

第2局対局開始前後

Kaishi23 (各対局前に記録係は駒を磨く。佐々木女流初段は実家が寺院)

Kaishi24 (9時45分、盤側に関係者がそろうと……)

Kaishi25 (すぐに岡部四段が現れた。右は小野享平・加古川市ウェルネス協会理事長)

Kaishi26 (さらに1分もたたずに上野四段も対局室に)

Kaishi27 (駒を並べ終え、定刻になって福崎九段が対局開始を告げると一礼を交わす)

Kaishi28 (上野四段は初手に▲7六歩と角道を開けた)

Kaishi29 (岡部四段は△8四歩と飛車先の歩を突く)

Kaishi30(対局開始後はテンポよく進む)

(飛龍)

第2局は先手矢倉に進む

Seiryu202410140101_28▲7六歩△8四歩▲6八銀の出だしから上野四段は矢倉を志向しました。対して岡部四段は角道を開けたまま飛車先交換を許し、中住まいで対抗しています。

Ueno08(優勝の懸かる一戦に矢倉を選んだ上野四段)

(飛龍)

第2局対局開始

第1局は千日手指し直しになりましたが、第2局は第1局に先立つ振り駒により、上野四段の先手と決まっています。

Ueno07 (第1局指し直し局に続いて先手の上野裕寿四段)

Okabe07 (同じく後手の岡部怜央四段)

Asa2(駒を並べる両者)

(飛龍)

決勝三番勝負2日目朝

おはようございます。本日も加古川は晴れ。気温は27度まで上がるようです。本日のスケジュールは以下のとおり。第1局は千日手指し直しになりましたが、第2局は第1局に先立つ振り駒により、上野四段の先手と決まっています。第3局があれば改めて振り駒となります。

10時 第2局開始、現地大盤解説会開始(於:ウェルネージかこがわ)
14時 第3局開始(1勝1敗となった場合)

優勝者が決定すれば、両対局者はウェルネージかこがわに移動して表彰式となります。

Asa1(今朝は青天に恵まれた)

(飛龍)

2024年10月13日 (日)

第1局感想戦

Kansou01(インタビュー後に感想戦)

Kansou02 (池田将之指導棋士五段による観戦記が後日、神戸新聞に掲載される)

Ueno06 (上野四段は優勝まであと1勝)

Okabe06 (岡部四段はあとがなくなった)

Kansou03(明日の第2、3局で優勝者が決まる)

以上で本日のブログ更新を終了します。明日の第2局以降もお楽しみに。

(飛龍)

第1局終局直後

Ueno05 (千日手指し直しの激闘を制した上野裕寿四段)

Okabe05(惜しくも敗れた岡部怜央四段)

Kyokugo05(感想戦の前に終局後インタビューが行われた)

――一日を振り返って

上野 千日手局は形勢判断が分からず、こちらは秒読みになって千日手は仕方ないかと思いました。指し直し局は序盤はまずまずだったのですが、▲1三歩成(59手目)~▲1七歩がだいぶひどくて、自信がない展開が続きました。(99手目▲6四金と)飛車を取って▲2四桂(103手目)で勝負形になったかと思います。

――今日のよかった点について

上野 (98手目)△5七馬に▲6七金と受ける手もあるのですが、飛車を取って勝負したのが結果的によかったと思います。

――持ち味は生かせたか

上野 粘り強く戦えたかなと思います。形勢を損ねてしまったので、そのあたりは課題になります。

――明日の第2局に向けて

上野 三番勝負なので、2勝しないといけません。気を引き締めて頑張りたいと思います。


――一日を振り返って

岡部 千日手局は勢いよく攻めてこられて、失敗気味かと思っていました。千日手にした判断が正しかったかどうかは分かりませんが、妥当だったかと思います。指し直し局はハッキリよくなったと思った局面もありましたが、押し切るまでは見通しが立たなくて、最後に勝負にこられたときにいい手が指せませんでした。

――今日のよかった点と課題について

岡部 序盤の作戦はうまくいっているのか謎でしたが、指し直し局はいい局面にできました。先後両方で作戦を用意しているので、千日手はさほど気になりませんでした。堅い玉形で攻めることができたのはよかったのですが、勝ちまでは持っていけませんでした。

――明日の第2局に向けて

岡部 第3局につなげられるように、精一杯指したいです。

(飛龍)

千日手指し直し局を上野四段が制する

Seiryu202410130102125

第14期加古川青流戦決勝三番勝負第1局千日手指し直し局▲上野裕寿四段-△岡部怜央四段は125手で上野四段が勝ちました。終局時刻は18時6分。消費時間は、▲上野1時間0分、△岡部1時間0分(持ち時間各1時間、チェスクロック使用、使いきると1手60秒未満の秒読み)。

第2局(上野四段が先手)は明日10時から、本局と同じく兵庫県加古川市「刀田山 鶴林寺」で行われます。第2局で岡部四段が勝って1勝1敗になった場合は、14時から同所で第3局が行われます。

(翔)

寄せ合いに

20241013_97上図から△5七馬が飛車を見捨てる英断。▲6四金に△7五銀と押さえましたが、先手からも▲3一銀が飛んできました。

20241013_101△3一同玉は▲7一飛、△3一同金は▲7二飛がそれぞれ王手銀取りになります。△1二玉▲2四桂△同歩▲同歩で際どい寄せ合いなりました。

20241013_105

Hikae01(控室のモニター。101手目▲3一銀の着手のところ)

(飛龍)

後手猛攻

20241013_90後手は▲金桂△銀銀の駒得になり、猛攻に出ています。そのまま押し切れるでしょうか。

Kyokugo04(千日手のあと、一礼を交わす両者)

(飛龍)