続いて、両対局者のあいさつが行われました。
梶浦宏孝四段は、加古川市が棋士のまちであることに触れ、将棋が好きな人にとってはたまらない街だと表現した。対局場の鶴林寺については、歴史のある建物がたくさんある場所で、自分が対局することはうれしいと同時に身が引き締まると話す。明日からの対局は、百雑碎(ひゃくざつさい、禅の言葉であらゆるものを木っ端微塵にするという意)の精神で、勝ちたいとか負けたくないなど、そういった煩悩を全部木っ端微塵にして、力いっぱい指したいなと思います、と語った。
大橋貴洸四段は、注目していただける舞台で将棋が指せることに感謝したい。いま、このときを受けて、私のいまを表現したいと思います、と話した。
(乾杯のご発声は原田幸廣・加古川市議会議長によるもの)
(武蔵)