2026年10月12日 (月)

ご観戦ありがとうございました

以上で本局のブログ更新を終了いたします。これで第16期加古川青流戦は全ての日程を終了いたしました。今期も若手棋士の熱戦をご覧いただきましてありがとうございました。来期以降もお楽しみに。

A7c01783(表彰式後、両対局者は一局を振り返った)

(武蔵)

表彰式

両対局者に賞状や副賞が贈られたあと、小窪四段、鳥巣三段の順にあいさつを述べました。小窪四段は率直に優勝の喜びを語ります。対して鳥巣三段は「奨励会の対局につなげたい」と口にしながら、その先で言葉を詰まらせました。最後に岡田市長が両者の健闘を称え、大盤解説会は閉会しました。

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(武蔵)

大盤解説会場で振り返り

終局後、両対局者は大盤解説会場に移動し、150名を超えるお客さまの前で第2局を振り返りました。

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(武蔵)

終局直後インタビュー

A7c01670(優勝した小窪碧四段)
―― 序盤戦について。
小窪 本局も急戦か持久戦か読めてはいませんでしたが、本譜の形も認識はありました。ただ、▲2六銀に△4三金寄(46手目)で研究が途切れてしまい、そこからはずっとよく分からない展開でした。
―― 71手目▲3四歩あたりの形勢判断は。
小窪 感触は指せているかなと思ったのですが、具体的な寄せは見えておらず、本譜では逃しているような気もしました。途中で時間を使い過ぎてしまい、分からないまま進めていました。
―― 持ち時間に差がある状態での最終盤だった。
小窪 ずっと分からない変化で、最後もギリギリの展開でした。
―― 今日の一局について。
小窪 本命ではない変化ではありましたが、崩れていなかったかなと思いつつ、研究で一歩リードを取られてしまった一局でした。
―― いまの素直な感想は。
小窪 なんとか勝ててホッとしています。強い方がたくさんそろっている中で優勝することができてとてもうれしいです。
―― 振り飛車党のファンに向けて見せられた部分は。
小窪 振り飛車が不利といわれる時代ですが、まだ戦えるというところを示していけたらと思っています。
―― この喜びを一番に伝えたい方は。
小窪 ずっと支えてくれた家族に、報告したいなと思います。

A7c01679(鳥巣友希三段は持ち味の粘りを発揮するも、悔しい結果に終わった)
―― 時間をしっかり残して終盤戦に入った。
鳥巣 序盤はどうなっているかよく分からなかったのですが、▲4四角(87手目)に△6四玉なら、まだ難しかったのかなと思います。2局目は粘るというより、△6三玉が1手パスのようになってしまい、粘りを欠いたのかなと思います。
―― 三番勝負を戦った感想は。
鳥巣 悔しい思いはありますが、三段で経験できることではなかなかないので、すごくいい経験になりました。
―― 過去に決勝三番勝負に進出した奨励会員の方は、全員四段昇段を果たした。今後の三段リーグや将棋人生にどのように生かすか。
鳥巣 敗れてしまいましたが、年齢制限もありますし、これを機にいっそう取り組んでいきたいです。

(武蔵)

第16期の優勝者は小窪碧四段

20261012110第16期加古川青流戦三番勝負第2局▲小窪-△鳥巣戦は、小窪四段が勝ちました。終局時刻は12時19分。消費時間は▲小窪1時間0分、△鳥巣1時間0分(チェスクロック使用)。この結果、小窪四段が2連勝で棋戦初優勝を決めました。

(武蔵)

白熱の終盤戦

2026101290白熱の終盤戦です。鳥巣三段は金を捨てて、先手玉を詰ましにいきます。しかし、検討では「先手玉は詰まない」と見られています。ただし変化は際どく、逃げ間違いは許されません。

(武蔵)

小窪四段、秒読みに入る

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金を取って王手をかけ、小窪四段は残り時間を使い切りました。ここからは1手60秒未満の着手となります。対して、鳥巣三段は10分以上残しています。残り時間の差は、終盤でどのように影響するでしょうか。

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(武蔵)

かつめし

加古川のご当地グルメ「かつめし」は、洋皿に盛ったご飯の上にビーフカツをのせ、デミグラスソース系のたれをかけ、ゆでキャベツを添えた一皿です。洋食でありながら、スプーンではなく箸で食べる。この気軽さこそが最大の持ち味です。発祥は戦後間もない昭和20年代。加古川駅前の食堂で、皿が足りないなどの事情から、ご飯とビーフカツレツをひと皿にまとめ、たれをかけたのが始まりと伝えられています。以来、土地のソウルフードとして根づき、2023年には文化庁の「100年フード」にも認定されました。
かつめしは、第1局開始前の対局者の昼食として提供されています。

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(武蔵)

記念撮影

昨日、検分前に両者は本堂を背景にして、記念撮影に応じました。
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(武蔵)

着実に

2026101266飛車を取れる局面でしたが、鳥巣三段は△5八歩で着実なと金攻めを見せました。▲3三歩成△同金▲同桂成△同玉はありますが、そこで先手からの継続手段が難しいとの判断かもしれません。

101201(大盤解説会では井上九段と出口六段が解説している)

(武蔵)