第4期三番勝負

2014年10月26日 (日)

ご観戦ありがとうございました

以上で第4期加古川青流戦の中継を終了いたします。今期も最後までご観戦ありがとうございました。

Photo_33
(現地スタッフが着ていた「棋士のまち加古川」はっぴ)

(夏芽)

感想戦

表彰式を終えた両対局者は、再び対局室へ戻り、感想戦の続きを13時50分頃まで行いました。

2_8

2_9
(三番勝負第2局の棋譜)

(夏芽)

表彰式

Photo_29
(日本将棋連盟会長・谷川浩司九段から表彰状の授与)

2_6

続いて地元・加古川の「BAN-BANテレビ」の生放送内でインタビューが行われました。

Photo_30

【優勝した石田直裕四段へのインタビュー】

──今のご心境をお聞かせ下さい
石田 優勝はできましたが、ミスが多すぎたのが今後の反省でもあります。

──優勝カップを手にした実感はいかがでしょうか
石田 そうですね。カップを手にして、ようやく優勝したんだなという実感が湧いてきました

──相手の藤森四段について、戦い終わっての印象はいかがでしたか
石田 奨励会時代から沢山指していますし、今回はその辺りをことも踏まえながら作戦を考えました。前に出て来られる将棋で、圧力を感じました。

──第4期の青流戦優勝者となりました
石田 今日の将棋は最初はよかったのですが、途中大熱戦となって最後は苦しい場面も何度かありました。ただそれでも自分の力を信じて諦めずに指した結果が優勝に繋がったのではないかと思います。今回の優勝は皆様の応援と支えがあってのものだと思っています。本当にありがとうございました。

Photo_31

【準優勝の藤森哲也四段へのインタビュー】

──今回は残念な結果となってしまいました。今のご心境はいかがでしょうか
藤森 今はまだ第2局の勝機を逃したことに悔いが残っています。ただ今回の三番勝負は全体的に内容が押されていましたので、この結果は仕方がありません。

──青流戦で決勝三番勝負を指されたご感想はいかがでしょうか
藤森 今回このような素晴らしい場所で決勝を戦えたことは、自分にとって今後の貴重な経験になると思います。これからもどんどん精進していって、頑張っていこうと思います。多くの方にご声援をいただきましたことに感謝申し上げます。ありがとうございました。

2_7

(インタビュー書き起こし:潤記者、撮影:夏芽)

両対局者、大盤解説場へ

終局直後のインタビューを終えた、両対局者は4階の大盤解説会場へ移動。船江五段と3人で本局を振り返りました。

Photo_26

Photo_27

Photo_28

(夏芽)

終局直後

Photo_23
(終局直後の様子)

Photo_24
(石田直裕四段は初の棋戦優勝となった)

Photo_25
(準優勝の藤森哲也四段。逆転の流れをつかめなかった)

Photo_32

(夏芽)

石田四段が優勝

第4期加古川青流戦決勝三番勝負第2局は、126手で石田四段の勝ちとなりました。終局時刻は12時58分。消費時間は両者ともに1時間(チェスクロック使用)。この結果、石田四段の2連勝で優勝が決まりました。

Photo_21

(夏芽)

ぎりぎりの攻防

101手目の局面。先手が攻め切るか、後手が受け切るかの攻防が続いています。

101

Photo_18

大盤解説会場では船江五段と稲葉七段が解説を担当しています。
稲葉七段「やっぱり将棋は簡単に諦めちゃ駄目ですね」
船江五段「この将棋、(藤森四段が)勝ったら第3局は負ける気しないでしょうね(笑)」

(夏芽)

形勢接近か

89手目▲4四銀まで進みました。藤森四段の頑張りが功を奏したか、棋士室は「形勢が接近している」との見解です。

89

(夏芽)

谷川九段が来訪

谷川浩司九段が控室に姿を見せました。

3

Photo_17

74

局面は74手目まで進みました。両者、持ち時間を使い切り1分将棋になっています。

(夏芽)

後手優勢

58手目△1四角まで進みました。藤森四段は▲4四銀!と銀捨ての勝負手を繰り出し、飛車を取りました。しかし石田四段の応手が正確で、控室は「後手良し」の声が多いです。

58

Photo_16
(端角から攻め合いに出る石田四段。優勝を決められるか)

(夏芽)