第8期三番勝負

2018年10月20日 (土)

ご観戦ありがとうございました

以上で、第8期加古川青流戦三番勝負の中継を終了します。第9期もお楽しみに。

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(武蔵)

第2局 感想戦

表彰式のあと、場所を変えて感想戦が行われました。

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(武蔵)

表彰式

場所を大盤解説会場に移し、表彰式が行われました。

Img_3739(井上九段から表彰状が手渡された)

Img_3750(トロフィーは岡田市長から)
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Img_3756(優勝を決めた大橋四段)

大橋 2局とも序盤から難しい将棋でした。どちらも形勢が揺れ動く将棋だったんですが、うまくチャンスをつかむことができて、とてもうれしく思います。優勝した力を次に生かしていきたいと思います。

Img_3763(惜しくも敗れた梶浦四段)

梶浦 2局とも全体的に自分のほうが押されているなと感じるところがあったので、ちょっと力及ばずという気持ちです。ただ、こういった立派な舞台で指させていただいたので、この経験を糧にこれからも頑張っていきたいと思います。

Img_3778(最後は岡田市長のあいさつで締めくくられた)

(武蔵)

第2局 終局直後

終局後、すぐに両対局者にインタビューが行われました。

Img_3696(第8期加古川青流戦優勝を決めた大橋貴洸四段)

--大橋四段インタビュー

--第2局を振り返っていかがでしたか。
大橋 仕掛けの糸口を探すような将棋になりました。ずっと玉が薄かったので、どうだったか。あまり自信のある展開ではなかったです。

--勝ちを意識されたのはどのあたりですか。
大橋 ▲3一と(125手目)と、金を取ったところで勝ちになったと思いました。

--優勝した感想をお願いします。
大橋 結果を出せたことをとてもうれしく思います。経験を今後に生かしていければと思います。


Img_3706(敗戦の弁を語る梶浦宏孝四段)

--梶浦四段インタビュー
--第2局を振り返っていかがでしたか。
梶浦 自分から仕掛けて、反動をうまく利用されました。苦しくなったので、そのあたりの見極めが甘かったかもしれません。

--シーズンを振り返っての感想をお願いします。
梶浦 タイトル戦のような環境で指させてもらって、とてもいい経験になりました。ただ、2局で終わらせてしまったのは力不足だったと思います。


Img_3714(大盤解説会場に移動するため、駒は片づけられた)

(武蔵)

大橋四段が優勝

Seiryu201810200101_141第2局、▲大橋-△梶浦戦は141手で大橋四段が勝ちました。終局時刻は12時23分。消費時間は▲梶浦1時間0分、△大橋54分(チェスクロック使用)。大橋四段は2勝0敗として優勝を果たしました。

(飛龍)

最終盤に突入

118
互いに敵玉に向けて駒を進めます。どちらの攻めが速いでしょうか。

(武蔵)

先手持ちの局面

111
控室での見解は「先手好調」。△5四銀と逃げると▲4二歩で、かえって攻めが早くなりそうです。しかし、▲5五桂で大橋四段が持ち時間を使いきり、秒読みに入りました。福崎九段は、「先手が好調ですが、秒読みなのでまだまだわかりません」と、感想を残しています。

(武蔵)

王手馬取り

101
大橋四段は、文字どおりのノータイムで▲2一金と打ちました。△同玉なら▲6一飛、△2一同銀なら▲6二飛でそれぞれ王手馬取りがかかります。福崎九段は、「なるほど、馬を取れば先手陣にとっかかりがないと見ているんですね」とひと言。さらに、△2一同玉▲6一飛△4一歩▲6七飛成まで進めた局面を見て、「竜と馬が助さん格さんみたいやなあ」と福崎流の表現でまとめました。

Img_3643(鋭い切り返しを見せた大橋四段。ペースを握れるか)

(武蔵)

第2局 大盤解説会(2)

Img_3684(大盤解説会の控室では井上九段と稲葉八段、神吉七段が検討中)

Img_3686(大盤解説は村田智弘六段から脇謙二・日本将棋連盟常務理事に)

Img_3688(村田智穂女流二段から鈴木九段にバトンタッチした)

(武蔵)

力と力のぶつかり合い


88
11時30分頃の局面です。▲5五角と打ち、力で後手陣を攻略しようとした大橋四段に対し、梶浦四段は銀を投入して自陣を補強しました。控室の福崎九段は、「力と力のぶつかり合いですね」と表現しました。

(武蔵)