第1期五番勝負第3局 Feed

2019年9月 7日 (土)

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図は67手目▲8四角まで。甲斐女流五段は40分近い長考で▲8四角と出ました。ここでの残り時間は▲甲斐27分、△里見1時間51分。甲斐女流五段が残り30分を切っているのが気がかりです。Twitter解説の宮田敦史七段は「先手が良さそうには見えますがここで40分使ったのは痛いですね」と記しています。

Dsc_4463 (甲斐女流五段)

Dsc_4588 (控室に詰め掛ける報道陣も増えてきた)

近江町市場は金沢市中心部にある市場。海産物や野菜などが売られています。

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Dsc_4299 (石川県の海産物はのど黒などが知られる。市場には寿司や海鮮丼の飲食店も)

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Dsc_4282001 (尾山神社の由来。創建は1873年。初代加賀藩主前田利家と正室のおまつの方を御祭神とする神社)

Dsc_4264001(国指定重要文化財の神門。屋根に設置されている避雷針は日本最古のものという)

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Dsc_4245 (前田利家公像)

15時になり、午後のおやつが出されました。里見女流五冠はアイスカフェオレと緑茶。甲斐女流五段はカステラとジンジャーエール。

Dsc_4568001 (里見女流五冠のおやつ)

Dsc_4554 (甲斐女流五段のおやつ。カステラは烏骨鶏の卵を使っている)

Dsc_4564 (金沢らしく金箔入り)

Dsc_4570 (撮影用のおやつを長谷川女流二段が食す。「とてもしっとりしています」)


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図は55手目▲9五歩まで。対局再開後の一手は端攻めでした。以下△6五歩▲4八角△9五歩▲9三歩△5六飛▲9五香△8四歩▲7七桂(下図)と進行。後手は端を受けつつ△5六飛と反撃手も指しています。
▲7七桂の局面で大盤解説では次の一手が出され、△8三銀や△4二角が候補に挙がり、実戦は△4二角でした。「△4二角は▲9九飛に備えています。駒を大きく使って里見さんらしいと思います」と屋敷九段。

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Dsc_4454 (端を攻めかかる甲斐女流五段)

Dsc_1295 (日本三名園として知られる特別名勝の兼六園)

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Dsc_1329 (近年は兼六園にアオバズクが姿を見せる。写真は6月に撮影したもの)

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Dsc_1376日本武尊像

Dsc_4103 (江戸時代の風情が残るひがし茶屋街。金沢を代表する観光地であり、重要伝統的建造物群保存地区でもある)

Dsc_4142 (和の夏)

Dsc_4124001 (今日は全国的に気温が高め。金沢の最高気温は34度と予報されている)

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13時30分になり、現地では大盤解説会が始まりました。

Dsc_4485_2 (清水女流六段のあいさつ)

Dsc_4535 (59手目▲9三歩の局面を解説する屋敷九段。「△5六飛とするか、攻めの面倒を見るかの急所の局面です」)

Dsc_4520 (聞き手を務める長谷川女流二段)