甲斐女流五段が残り30分を切る 図は67手目▲8四角まで。甲斐女流五段は40分近い長考で▲8四角と出ました。ここでの残り時間は▲甲斐27分、△里見1時間51分。甲斐女流五段が残り30分を切っているのが気がかりです。Twitter解説の宮田敦史七段は「先手が良さそうには見えますがここで40分使ったのは痛いですね」と記しています。 (甲斐女流五段) (控室に詰め掛ける報道陣も増えてきた)
午後のおやつ 15時になり、午後のおやつが出されました。里見女流五冠はアイスカフェオレと緑茶。甲斐女流五段はカステラとジンジャーエール。 (里見女流五冠のおやつ) (甲斐女流五段のおやつ。カステラは烏骨鶏の卵を使っている) (金沢らしく金箔入り) (撮影用のおやつを長谷川女流二段が食す。「とてもしっとりしています」)
端をめぐる攻防 図は55手目▲9五歩まで。対局再開後の一手は端攻めでした。以下△6五歩▲4八角△9五歩▲9三歩△5六飛▲9五香△8四歩▲7七桂(下図)と進行。後手は端を受けつつ△5六飛と反撃手も指しています。▲7七桂の局面で大盤解説では次の一手が出され、△8三銀や△4二角が候補に挙がり、実戦は△4二角でした。「△4二角は▲9九飛に備えています。駒を大きく使って里見さんらしいと思います」と屋敷九段。 (端を攻めかかる甲斐女流五段)
大盤解説会始まる 13時30分になり、現地では大盤解説会が始まりました。 (清水女流六段のあいさつ) (59手目▲9三歩の局面を解説する屋敷九段。「△5六飛とするか、攻めの面倒を見るかの急所の局面です」) (聞き手を務める長谷川女流二段)