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検討をする斎田晴子女流五段。斎田女流五段は第14期(06年)の倉敷藤花。
上田初美女王と井道千尋女流初段。
3人仲良くモニターを見つめる。さてこの3人は?ヒントは3人とも同門です。
(吟)
思考の合間、ふっと窓の外に目を向ける。
△4五同銀を着手する。
射抜くような視線を盤上へ飛ばす清水女流六段。
対局再開、▲4五銀とぶつける清水女流六段。
△6三銀上で12時10分となり昼食休憩となった。昼食休憩までの消費時間は▲清水56分、△室谷1時間13分。対局再開は13時より。昼食の注文は両者ともなかった。
昼食休憩前に控室を来訪した渡辺弥生女流1級と安食総子女流初段。携帯中継で本局の進行をチェック。
後手は2一の桂が質に入っている。桂得必至となった先手がうまくいったか。「すでに清水ペースになっている気がしますね」と控室を訪れた瀬川晶司四段。
山田久美女流三段も控室を訪れ、モニターに視線を飛ばす。
将棋会館に足を踏み入れると倉敷藤花戦のポスターが。
将棋会館1階の売店では里見香奈倉敷藤花のスポーツタオルも販売されている。
△3三角▲5八金△5三銀に▲3六銀で図の局面。△3三角と上がった手がやや早い印象。角が目標になる可能性もある。清水女流六段は△5三銀に▲3六銀と繰り出す。これは角をイジメにいく意図だろう。別室で王座戦一次予選を戦っている高崎一生五段が控室へ。「う~ん。まっすぐ立つ(△5四銀)ぐらいですかね」と話している。先手は角を目標に、後手は△5六歩から角をさばいて決戦を狙っている。早い角上がりは室谷女流初段の趣向といえるだろう。
対局開始前、普段通り目を閉じて気息を整える清水女流六段。
室谷女流初段はじっと盤面を見つめたまま対局に備える。
上座の清水女流六段が駒袋を開ける。
タイトル獲得は倉敷藤花10期(クィーン資格を保持)を含む43期。大舞台の経験は豊富な清水女流六段。2008年(第16期)以来の三番勝負進出を狙う。
09年に女流3級、10年7月17日女流2級(同日・女流1級)、11年4月女流初段に昇段と順調にステップアップ。タイトルに挑戦となれば規定により女流二段に昇段となる。初のタイトル挑戦へ実績十分の清水女流六段にぶつかっていく。
居飛車党の清水女流六段。飛車先の▲2六歩を着手する。
2手目△3四歩を着手する室谷女流初段。
清水女流六段の3手目は▲7六歩。